木鶏の親子丼とスープカレー/松本

イマダモクケイ(木鶏)ニオヨバズ

逸ノ城の人気が凄い。人並み外れた〝逸材〟の名前の通り、今年9月場所で新入幕力士がいきなり横綱と二人の大関を倒しました。〝前頭十枚目〟の若き力士が、今後どんな名力士に成長するか楽しみです。
冒頭の言葉は、昭和の名横綱・双葉山の前人未到の大記録69連勝記録が止まった夜に、〝安岡正篤〟氏に打電したもの。双葉山は、若くして類稀な強さが評判となり、天狗状態。それを安岡氏は「荘子・外編」に出ていた〝木鶏〟の逸話で諭しました。
真に強い闘鶏は、周囲の騒音に動じることなく木彫りの鶏のように動じない
その逸話に感動した双葉山は真の木鶏になろうと日々精進。不倒の大記録を樹立しました。
長野県東筑摩郡山形村に今年(2014年)4月に蕎麦屋が開店しました。
店名は、〝そば処 木鶏〟。
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店主の塙 和貴さん(32歳)と奥様、お子さん3人の家族。久しぶりの再会です。
蕎麦が好きな塙さんは福島県福島市の出身。蕎麦処の福島ですが、塙さんは信州に生活の拠点を置きました。21歳の決断です。蕎麦屋を開業しようと明確な目標を抱いて長野に移住。以来10年間、家族と一緒に頑張って来ました。
途中、あの〝東日本大震災〟。出身地の福島は、甚大な被害。胸が張り裂けそうな悲しみを堪え、信州で福島支援活動を展開。そんな塙さんのひた向きな努力、人を愛する心が長野と福島のふたつの心をひとつにしました。
念願の蕎麦屋〝木鶏〟が開店してからわずか半年。既に、地元の蕎麦名店として大人気です。連日、大勢のお客様が押し寄せます。
では、〝木鶏〟の美味しいお料理をご紹介します。
突き出しは、福島の郷土料理〝いかにんじん〟。松前漬けのルーツと言われています。

 

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乾杯のビールは、〝みちのく福島路生ビール〟。やはり、これも福島のビール。
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木鶏は、鶏料理にこだわります。〝鳥皮ポン酢〟。
新鮮で美味しい。こりこりした食感も楽しい。
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〝とりわさ〟。
表面を軽く湯引き。美味しさが肉の中に封じ込められています。
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特別に取り置きして頂いたレバー、砂肝、ハツ。
塙さん、ありがとうございます。
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お酒にしましょう。
福島・二本松の人気酒造〝人気一〟。
〝黒人気〟という名の純米吟醸です・
〝人気酒造〟は、日本で一番新しい蔵。でも実態は、創業明治30年の名門・大内酒造の〝大内達〟さんが奥の松酒造の〝遊佐勇人〟さんを引っ張り出して立ち上げた蔵。とても注目を浴びている人気蔵です。
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鶏の〝胸肉のたたき〟。
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〝半熟とろとろ 木鶏丼〟。
かつおだしと鶏ガラの旨みが加わった究極の親子丼。
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どう  シズル感たっぷりでしょ 
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人気の〝ごぼ豚(とん)つけ蕎麦〟。
安曇野の放牧豚と牛蒡の相性が最高です。
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〝和キーマカレーそば〟。
塙さんの友人の洋食屋シェフとのコラボ。
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残ったつゆにご飯を投入。スープカレーです。
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徳川二代将軍〝徳川 秀忠〟の子ども〝保科正之〟は、7歳で信濃高遠藩に養子に出されました。その後藩主に・・・。会津の藩主になったのは21歳。塙さんも、21歳で福島から長野に蕎麦の勉強でやって来ました。奇しくも同じ歳に保科正之は長野から福島に、塙さんはその逆です。福島会津の名物〝高遠そば〟の食文化が誕生したのはこの名君・保科正之の蕎麦好きによるものです。塙さんは、この信濃に、きっと何か、とても大きなモノを残すと思います。
すっかり長野に根を下ろした塙家の家族。もうすぐ、4人目のお子さんが誕生します。
仲の良い兄弟たちは、その日を心待ちにしています。子どもたちに注がれる愛情深い目線。素敵な写真です。
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【塙さん撮影】

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