尾崎幸隆のトリュフごはん/麻布十番

〝尾崎幸隆〟。

人の名前でなく今、注目の和食レストランの名前。オーナーの名前でも総料理長の名前でもありません。
オーナーは、〝吉村 隆〟さん。吉村さんが惚れ込んだ宮崎の〝尾崎牛〟を生産する〝尾崎 宗春〟さん。築地市場No.1の鮪専門仲卸〝やま幸〟の社長〝山口 幸隆〟さん。吉村社長が尊敬するお二人の苗字と名前が合体した〝究極の和牛と生本鮪〟の店。〝尾崎幸隆〟です。
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店名の横に〝愛〟。上杉謙信の武将・直江兼続の兜を彷彿させますが・・・。着物姿の素敵な女将さんにお聞きすると、
皆はんの愛の笑顔に支えられてます。
と、痺れる京都弁。東男(あずまおとこ)は京女のイントネーション弱いのです。 女将の名は、〝迫田 奈々美〟さん。迫田新総料理長の奥さま。最近東京に来られたとそうです。
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まずは、いつもの生ビール。クリーミーな泡に唇が引き寄せられます。
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〝愛印の箸〟の前に置かれた椀。
いきなり〝すっぽんの一口スープ〟。すっぽんを煮て上澄み液だけを丁寧に取ったもの。本格京料理人だからこそ出来る凄ワザです。
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じゃあ、いただきま~す
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名残りの鱧と走りの松茸の共演。贅沢な絶品の茶わん蒸し。
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いきなりステーキの如く、いきなり登場の尾崎牛〝もも肉のたたき〟。なんと繊細な和テイスト。
尾崎牛は、宮崎で〝尾崎 宗春〟さんが生産している肉牛。宮崎牛と違って尾崎さんだけが育てる人気のブランド牛を指します。脂のサシが多い他の和牛と違って赤身部分がしっかりと旨いのです。尾崎牛は、血統ではなく育て方。飼料の種類、配合の仕方などの与え方です。常時1,000頭位しかいないのに尾崎牛の名前の料理が多すぎると言われてます。ホンモノの尾崎牛はここで味わえます。
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またまた、いきなりの〝本鮪の突先(とっさき)丼〟。これが噂の〝尾崎幸隆丼〟のミニバージョン。突先とは、鮪の頭の付け根部分。この部位は、よく動くので味が濃厚。人気の稀少部位で、100㎏の鮪から取れるのは、脳天0.6㎏、三角0.5㎏、突先1.5㎏、尾の身2.0㎏です。美味しいと分かっていても仲卸から購入できる店は限定されます。
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お椀は、〝甘鯛〟。青々とした〝新銀杏〟が秋の予感。
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お造りは、〝メイチダイと新サンマ〟。メイチダイは、〝目一鯛〟と書きます。目が大きいので名付けられました。漁獲量が少なく、味が良いのでその筋では人気の高級魚です。走りのサンマもまだまだ値段が高い。
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メイチダイの薬味に〝かんずり〟が添えられています。かんずりは、新潟県妙高の唐辛子味噌。このピリ辛が旨辛です。
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新サンマには、〝サンマの肝醤油〟。このひと手間が大切です。
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焼きは、〝銀だらの西京焼き〟。
あ~ぁ、白いご飯と一緒に食べたい
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箸休めに〝もずく酢〟。繊細な能登産。
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〝本鮪の握り2貫〟。さすが〝やま幸〟の本鮪です。
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人気の〝蟹クリームコロッケ〟。予約人数分の蟹しか用意されていません。もし2個食べたいのなら事前に注文するしかありません。スタッフたちにもイチオシの人気。キャンセルがあった時しか自分たちは食べられませんとスタッフ。
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割ってみると、その人気の理由が分かります。
これ蟹クリームコロッケじゃない
蟹コロッケだ
いえいえ、少しだけホワイトソースのクリームがつなぎに入っています。
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強肴(しいざかな)の〝尾崎牛の炭火焼き〟。ポテサラが添えられています。強肴とは、もう一献の酒を進めるための一品。尾崎牛の味をじっくり噛みしめながら杯を重ねます。薬味には、ホースラディシュ(西洋ワサビ)と塩。
柔らかくて、脂っぽくなくて・・・。するっとお腹に落ちて行きます。
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杯を重ねた証拠写真。この他に〝烈〟の純米大吟醸も・・・。
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お茶碗に少量のご飯。
何だろう
左が北海道の〝ゆめぴりか〟。右が岐阜の〝龍の瞳〟というブランド米。龍の瞳は、岐阜の下呂市で発見されたコシヒカリの突然変異種。通常のコシヒカリの1.5倍の大きさ。粘り、香り、弾力に優れています。どちらか気に入った方で〆を出しますと・・・。
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 迷わず、初めて食べた龍の瞳をチョイス。
出て来ました。
なんじゃこれっ もしかして、トリュフ
ピンポ~ン。正解です。
ご飯の上にトリュフ
これで食べるの 美味しいのだろうか
ちょっと不安。
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トリュフを除けると下に温泉卵。
あはっ、これ、かき混ぜろということですね。
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こうなりました。TKG with トリュフ。トリュフの玉子がけご飯です。
この旨さはやばい。
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良型のあさりの味噌汁。
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漬物もいいね。
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デザートのフルーツ。
スイカ、シャインマスカット、メロン。
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大葉のアイスクリーム。
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 直江兼続は、〝愛〟の兜を付けました。この〝愛〟は、LOVEの愛ではなく、愛染明王(あいぜんみょうおう)の〝愛〟です。愛染明王は、密教仏教の信仰対象でありますが、その顔は、恐ろしい憤怒の形相です。愛の笑顔は、優しいばかりでありません。時には、相手を徹底的に踏みつぶすほど強大なチカラが秘められています。愛の本質は強さです。
帰りに、料理長と女将さんの迫田ご夫妻が店の外まで見送ってくださいました。その笑顔は愛に満ち溢れていました。慣れない東京生活かも知れません。また、食べに来ます

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