鳥料理それがしのそぼろ玉子掛けご飯/五反田(どんぶりスコア16/20★★★★)

 お笑いコンビ〝千鳥〟のCMが面白い。

この中でクセの強いボケ役の〝大悟〟が使う〝貴様〟という古語。ツッコミのノブが感じる違和感は視聴者も共感します。

友人が急遽上京するというので飲み会を開催することに・・・。そこで相棒と相談して、五反田の〝鳥料理それがし〟にしました。

〝貴様〟も〝それがし〟も最初は〝尊敬語〟や〝謙譲語〟の敬語。時代が進むと〝貴様〟や〝御前〟は相手を下に見る呼称となり、〝それがし〟は謙譲語としての一人称以外に自分の存在を曖昧や消し去る〝某(それがし)〟という意味も加わりました。
〝鶏料理それがし〟は、五反田駅下車国道一号線を横浜方面に徒歩5分。目黒川沿いにあります。ミート矢澤の並びです。
入口に吊るされた大きな〝杉玉〟。日本酒の拘りを示します。
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〝鳥料理それがし〟の店名は、名乗るほどのものではありませんではなく、お客様が主役でそこに控える一人称の〝ワタシ〟の意味だそうです。
五反田の〝酒場それがし〟から始まり、鳥料理それがし、恵比寿それがし、肉料理それがしがあります。それがしグループは多店舗展開の破竹の勢い。先月に、五反田に焼鳥専門店〝とり口〟もオープン。中目黒の名店〝鳥よし〟から〝西口和樹〟シェフを招聘。開店早々、滋賀の稀少ブランド〝淡海地鶏〟を扱うと話題になっています。
先ずは、〝七賢スパークリング〟で再会の乾杯。
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 何とインスタ映えする逸品。〝とりと季節の盛り合わせ〟です。
漬けとり、〆どり、レバーのたたき、春キャベツ湯葉巻き、胡桃の飴炊き、アスパラのお浸し、有機にんじんスフレ、白レバームース、ささみ粕漬けです。
これは美しいだけでなく美味しい。特に、〆どりは〆サバをイメージした鶏版。この味にハマります。
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〝せせりと春菊のサラダ〟。

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〝白レバームースと酒粕レーズンバター〟

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〝とりの漬け〟

ピリ辛の唐辛子だしに漬けられてます。
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お酒も寫樂、庭のうぐいす、白隠正宗、神亀・・・。

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〝とりの燻製盛り合わせ〟

薫香を愉しみながら最新燻製器の話へ。食べ物に関する話題は尽きません。
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〝とりそぼろ玉子掛けご飯〟(700円)がありました。

焼き鳥屋さんの〆にそぼろ丼や卵かけご飯(TKG)は珍しくないけど〝とりそぼろ玉子掛けご飯〟はあまりないわね
確かに・・・。
出てきたのがこれっ。この丼モノ。この濃厚な黄身の卵でないと作れないかも。濃厚すぎて箸でつまんでも簡単に黄身の膜が破れません。
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熱を加えた半熟玉子ではありません。生みたての生玉子なのに粘性が高いのです。この粘性が玉子掛けご飯だと主張しています。

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初訪問のそれがし・・・。このグループはお料理の美味しさで定評ですが、冒頭に書いた通り日本酒に拘った店です。それは日本酒のラインナップだけではなく様々な温度帯で提供し同じ酒が魅せる様々な顔の違いを呑兵衛たちに気づかせてくれます。

立呑みとだかの牛ごはん/五反田(どんぶりスコア17/20★★★★)

顧問、新年会しましょう
はい、喜んで・・・。で、どちらで
ディープな店があるのよ。(うふふ)
なんか怖い・・・。

17時50分に五反田駅の改札口で待ち合わせ。どこに行くんだろうと若干不安。黙って美人社長の後について行きました。
目黒川の手前を左折して東急池上線の高架をくぐるとリバーライトビルという飲食店ビルがあります。シャレオツなレストランビルではなく飲み屋の雑居ビル。たしかにディープそう。
ここよ。
あっ、記憶の底に見覚えのある看板。思い出せません。でも店名だけはしっかりと記憶があります。
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ここのオーナーの〝戸高 雄平〟さんは、満木 葉子社長と同郷の鹿児島ご出身。この店の向かいにある本店〝食堂 とだか〟にいつもいらっしゃるとか。そして〝孤独のグルメ〟に出たお店との社長の説明で合点が行きました。お料理の内容はすぐには思い出せませんでしたが、居酒屋には相応しくない意外な料理が出るので一度行ってみたいと思ってたお店でした。
 立呑みと言ってもカウンターは全部椅子があります。立呑みテーブルは1つだけ。申し訳なさそうにありました。
遅ればせながらの新年の乾杯は、可愛らしく〝生おろしサワー〟。
社長がみかんでワタシがレモン。これが結構オトナの味。
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突き出しは、2品。〝糸こんにゃくと搾菜の炒めもの〟と〝水菜のお浸し〟。
普通に美味しい。
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初っ端からボケ写真で恐縮ですが、〝いぶりがっこのポテトサラダ〟。タワーのようにそそり立つ珍しい盛り付け。圧巻です。それにめちゃ旨。
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これ天文館むじゃきの白熊みたいなのよね
なるほど言われてみれば確かに。白熊アイスは昭和21年創業の鹿児島の名物ですが、セブンイレブンが同名のスイーツを売り出してから全国区の銘柄に認知されるようになりました。〝甘納豆のチーズタワー〟です。クラッカーのディープなクリームチーズディプです。色々な色の甘納豆がクリームチーズのタワーに埋め込まれている様子は白熊みたい。
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〝長芋のワサビ漬け〟。オ・ト・ナの味。
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この黄色い液体。〝鹿児島ウイスキーのハエ〟の水割り。
〝蠅〟ではありません。南風(ハエ)です。鹿児島・本坊酒造のブレンデッドウイスキーの〝HHAE(ハエ)〟です。琥珀色で艶めかしい。そのピーティーな香味に南国の風を感じます。
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〝とり皮餃子〟。鶏皮の食感とニンニクが美味しい。
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〝アンチョビ椎茸〟。アンチョビの旨味がバターでそてーした椎茸ととてもマッチしています。全ての料理が一味捻っています。
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正月からダイエットで日本酒をセーブしていましたが、年末の読売新聞のインタビュー記事で山口県産酒の普及大使みたいに書かれたので折角だから〝五橋〟を頂きました。たっぷりの溢れ酒嬉しいなあ。
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番組で紹介された当店名物のスプーンが止まらなくなるダシの〝ウニ オン ザ 煮玉子〟や〝牛トロのウニ巻き〟はウニが品切れで食べることが出来なかったのが残念。
〆に行きます。当店名物で番組の主役になった〝牛ご飯(うしごはん)〟(900円)。サシが入った大きな牛ロースのすき焼き肉が乗っかっています。甘いタレに大葉、葱、ワサビのアクセントがご飯を夢中にさせます。ここにも煮玉子が重要な介添え。
井之頭五郎さんが言う〝とだか名物最強ごはん ひと口食べればモ~最高のウシごはん〟。そのものです。
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帰りに、向かいの〝食堂 とだか〟に行き、オーナーの戸高さんにご挨拶させて頂きました。ムロツヨシさん演じるマスターがお客さんに言われます。

顔に似合わず凝った料理作るんですねぇ。
でも実際のマスターはとてもイケメンでしたよ。
料理は、本店の食堂とだかからデリバリーされるので支店も本店も同じ味です。
〝五郎の知らない世界〟。ワタシも知らなかったお料理ばかりでした。
社長、ご馳走さまでした。

大塚やの他人丼/西小山(どんぶりスコア15/20★★★)

 この店の佇まいの写真を見て行きたくなりました。昭和世代の僕らにとって〝昭和レトロ〟という言葉に若干の抵抗があります。でも何か郷愁を感じるのは間違いありません。気が付いたら〝大塚や〟の入口の前に立っていました。

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開店は11時30分。店の前に立ったのは12時。とっくに開店してる筈ですが、暖簾が出ていません。
暖簾は店の中。
あるブロガーが言ってました。この店に入るのは少し勇気がいると・・・。
開店しています。店内のテーブル席は満席。小上がりの畳席に案内されました。
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〝大塚や〟は昭和46年に創業した街そば屋さん。ラーメンやカレーのメニューもあります。地域密着型の蕎麦店で、いまでも出前をしています。上の写真で店の前に〝マルシン出前機〟を取り付けたバイクがあったでしょ 出前スタイルの革命です。
大塚やに来た目的は、この丼ものが食べたかったからです。
メニューには、〝牛玉丼(830円)〟とあります。牛玉丼という名前はあまり聞きません。この丼ものを関西の人は〝他人丼〟と呼ぶでしょう。
〝親子丼〟は親の鶏肉と子の玉子。それに対して鶏肉以外の肉、牛肉や豚肉を使った玉子とじの丼ものを他人丼と呼んでいます。関東では〝開花丼〟という言い方もします。
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ご飯の上にサラダ菜が敷かれ、その上に玉子とじの牛肉と長葱。牛肉の量は結構たっぷ゜り。830円の価格はお得です。それに美味しい。牛丼と比べて優しい味です。
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牛丼の甘いつゆに比べて上品な甘さ。ボリュームは結構ありますが飽きがこない美味しさです。ぺろりと行ってしまいました。
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お蕎麦屋さんですからお蕎麦も・・・。〝もりそば(430円)〟。何という安さでしょう。しかも国内蕎麦粉を使った自家製麺。昭和の置手紙はとても嬉しい。
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とんたんの豚丼/戸越銀座(どんぶりスコア17/20★★★★)

開墾のはじめは豚と一つ鍋  依田勉三

 北海道を代表する菓子メーカーの〝六花亭〟。〝マルセイバターサンド〟を一度は口にしたことがあると思います。この六花亭の本社は北海道帯広。我が国養豚事業発祥の地です。今の繁栄の陰の厳しい開墾を偲んで六花亭から〝ひとつ鍋〟という最中が発売されています。
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 明治16年に始まった晩成社による開墾事業は、民間主導。それまでの屯田兵による官主導と大きく違うものでした。依田勉三の養豚事業は失敗しますが彼の開墾がなかったら帯広が養豚のメッカにはならなかったでしょう。
 帯広名物の〝豚丼〟。豚丼の存在が全国に知れ渡ったのは2003年に起こった米国BSE問題。牛肉不足で一斉に牛丼が店頭から消えました。牛肉の代替品として豚肉に注目が集まりました。それは同時に豚丼の間違った印象を与えるきっかけになりました。
 その帯広の元祖豚丼にとても近い味を再現していると言われているのが品川の戸越銀座〝とんたん〟
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 東急池上線・戸越銀座駅を降りて国道1号線を渡り、西に向かって7分。戸越銀座商店街は山の手の下町として人気の商店街です。その商店街のほぼ中程にあります。
 看板の〝昭和八年誕生〟は帯広市の大衆食堂〝ばんちょう〟の創業者〝阿部秀司〟が豚丼を考案した年です。このお店の開店は2009年12月1日ですが・・・。
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どんぶりの蓋からはみ出した豚丼が来ました。
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オーダーしたのは松(肉300g)の980円。それに大盛りキャベツと味噌汁と漬物のセット300円。序に生ビール300円も頼んじゃいました。(笑)
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さすが下町価格。生中300円は安いですねー。
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 肉は肩ロースとバラ肉から選べます。両方の半々もOK。ワタシのチョイスは赤身の多い肩ロースです。
肉300gが松の980円。200gが竹の680円。100gが梅の500円です。
 甘辛の肩ロース肉はとても柔らかでジューシー。片手にジョッキ。口いっぱいに頬張りながらビールで流し込みます。うっ、旨いねえ~。
 松・竹・梅で一般的には松が一番高いですからこの順番が普通です。因みに元祖店のばんちょうも価格によって松・竹・梅ですが、ばんちようは梅が一番高い。理由は店主のおばあちゃんがウメさんだからそうです。
 肩ロースがどんぶりから溢れそうです。
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一枚の肉も厚くて大きい。
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 ご飯は値段に関係なく200g。もっと食べたければ100g100円で追加可能。ヘルシーですね。
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 今まで牛丼屋で食べた豚丼と違ってここの炭火焼・肉厚の豚肉はとても美味しいです。
豚丼は牛丼の代替品ではありません。豚丼としての美味しさは正しく伝えられるべきです。
 依田勉三が北海道の大地に夢見た養豚事業。彼は英学塾でスコットランドの宣教師・医師のワデル、慶應義塾で福澤諭吉から学び、意気揚々と帯広に入植。当時の帯広は和人は1戸、アイヌが10戸だったそうです。ひとつの鍋で自分たちと豚の食事を一緒に作り大事に豚を育てました。でも折角豚を育てても当時は豚を食べる文化があまり発達していないこと。豚を札幌まで輸送することが大変だったことで夢は散りました。依田は時代より少し早く生まれてしまったのです。大正14年に亡くなった依田。昭和になって帯広の養豚事業は飛躍的に発展します。今の帯広を依田が見たら、自分が間違っていなかったことを知った筈です。

やぎのチャーハン/武蔵小山

ゴールデン・ウィークの最終日。
武蔵小山の居酒屋「やぎ」に来ました。
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吉田 類の〝酒場放浪記〟で店が紹介された時、絶対ここに来ようと決心。
理由は、コの字カウンターの上に並んだ大皿料理があまりに美味しそうだったから・・・。
店名の〝やぎ〟は、女性店主の名前が〝八木沼 道子〟だから。常連客には〝みっちゃん〟と呼ばれてます。創業35年。地元常連客の圧倒的支持を受けています。
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最初の一杯は、やはり。これ。
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突き出しは、〝鶏ごまマヨネーズサラダ〟。
旨い
この店のレベルは高い
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テレビで紹介されたポテサラはなく、今日は〝マカロニサラダ〟。
盛りがいい。結構なボリュームです。
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開店直後の入店で誰も居なかったが。法被姿の粋なお兄さんが二人入ってきました。
新橋の烏森神社で神輿を担いで来たそうです。
お歳を伺うと、右のお兄さんは、72歳。とても若く見えます。品川区立荏原6中と荏原1中のご出身。ワタシも戸越台中。ジモティーな話題で盛り上がり。
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〝ワカメと筍の煮物〟。
連れが選んだ美味しい逸品。
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〝子持ちシシャモのフライ〟。
フライの大皿が気になり、注文。序に、〝コロッケ〟も。
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冷酒は、〝雪中梅〟と〝八海山〟。いずれも本醸造。飲み飽きしない端麗な酒。居酒屋料理にはぴったりでくいくい行ってしまいます。
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〝イワシの煮つけ〟。

みっちゃんの味付けがいい。お袋の味。この味が皆の胃袋を掴んでいます。
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〝水なす漬物〟。
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〝焼きそら豆〟
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広島の〝旭美人〟。燗酒がいいらしいが、常温で頂きました。
初めて飲みましたが、なかなか美味しい清酒です。
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このお店には、有名人がいらっしゃいます。
演歌歌手と女子プロレスの2大グループ。
江戸川区からいらっしゃった常連さんが教えてくれました。
かどちゃんやダンプ松本さんが来られますよ。
かどちゃんは、〝角川 博〟さんのこと。大演歌歌手もここではかどちゃんです。
と、話していたらテレビでお見受けした女子プロレスの〝堀田 祐美子〟さん(類さんの右)が入って来られました。
連休中、ずっと試合で、禁酒。今日が最終試合で、真っ先にここに駆けつけたとか・・・。
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〆は、最初から決めていました。ちょっと勇気がいります。〝俺のチャーハン〟。激辛の青唐辛子3本入り。ワタシが注文すると、店内が騒然。

大丈夫かあ~
安心してください。完食しますから。
その言葉に満席のお客さんが喝采。一人でハードルを上げてしまいました。
堀田選手は、7本入りまで鍛えられたそうですが、番組で吉田類さんも涙目になって途中ギブアップしたのが3本入り。
類さんを越えなければ・・・。変なところに負けず嫌いです。
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この〝俺のチャーハン〟の凄さはすぐに分かりました。
調理の煙で店内中に青唐辛子の匂いが充満。至る所でゴホゴホ咳き込み。
激しく咳き込むワタシに皆さんが、
ホントに大丈夫
と、心配。段々不安になって来ました。
一口、食べると、想像以上の辛さ。辛さが脳天を突き抜けます。
でも大丈夫。この辛さなら完食できます。
終いには、舌の感覚が全く無くなりましたが完食 
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帰り際に堀田選手に・・・。
大森の居酒屋・じんぺいの菅原さんが堀田さんの大ファンだそうです。
知ってます。それで先日、じんぺいにお伺いしようと予約の電話をしたら行ける日がお休みだったので・・・。今度必ず伺いますとお伝えください。
優しい目で、堀田さんから手を差し出され力強い握手をしてくださいました。
そんな優しい目をした堀田さん、惚れちまうだろ 
通勤経路にある〝やぎ〟。みっちゃん、また、美味しい肴を頂きにきますねっ

じんぺいの炊き込みご飯/大森

昨年11月にグルメ家のま~しゅの情報で初めて訪問した大森の〝じんぺい〟 。JR大森駅の南大井北口から徒歩7分。京急の大森海岸駅からだと徒歩3分。ワタシはいつもJR。大好きな蕎麦屋〝布恒更科〟の前を黙って通り過ぎて辿り着きます。

 今夜で4回目の訪問。ほぼ毎月来ています。
毎月リピートしてる理由は、
美味しくて、居心地が良くて・・・。
店主と女将さんのご兄妹にどことなく惹かれるから。
前回来たのは元旦の夜。そろそろブログに書こうと・・・。でも書けませんでした。
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理由がありました。
〆の炊き込みご飯を注文してトイレへ。戻ってくると、同居人が炊きあがった釜の蓋を開けてこんな有様。
えっ、うそっ~
完璧志向のワタシ。
ブログを書く心が一気に萎えてしまいました。
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本日のテーマは、炊き込みご飯の完璧な画像を撮ること。
食べ歩きの仲間〝モグたん〟の撮った素晴らしい〝チョモランマ〟に負けない画像に再チャレンジすること。
大好きなカワハギのいいのを大将が太田市場でゲットしたと聞いて急遽電話をすると席が空いてました。
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いつもの通り、スタートは静かに、これで。
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春らしい、突き出し。〝さよりと菜の花の酢味噌がけ〟。
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じんぺいで必ず外せないのがこの〝お造り盛り合せ〟。素敵な食器に盛りつけられています。殆どが大阪高槻のフィールド土香さんの作品。名物のお造りは、ふたりでシェアして十分な量。
薬味も楽しい。塩、胡麻、レモン、山葵。お好みによって使い分けします。
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お造りの中身は、これ。
〝タイラギ(タイラガイ)〟。
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〝サワラの炙り〟。
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〝〆さば〟。
見ただけで酢の浸かり具合が絶品だと分かります。
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〝トリガイ〟。
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そしてこれが親方の持ってた〝カワハギの肝醤油和え〟。
カワハギは、1年中獲れますが、肝が一番大きくなるのが冬です。だから皆さん、冬に召し上がることが多いのです。そして、こいつ、掴むと泣くんですよ。可哀想なくらい。そんなのスコンとやっちゃえと魚春の大将は平気で言うんです。
親方、心優しいですね。魚春は、大井町にある魚屋。ここの70歳になる大将は、魚介類の目利きが良くて、大井町の有名レストランは、この魚春から買っています。じんぺいも魚春と太田市場の仲買人から仕入れています。
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じんぺいの菅原兄妹は、山形のご出身。同じ和食の大手レストランで働いていました。兄は、調理。妹は、フロアー。仲が良く、兄妹の共通の趣味は、〝女子プロレス〟。妹の麻希さんは、試合を見て号泣するほどピュアな人です。2人とも毎日クタクタになるほど忙しく働いて、試合の途中で疲れて居眠りすることも・・・。でも好きで大阪まで追っかけて行くとか。最近は、女子プロレスに若い女性ファンが殺到。来週(3月5日)の〝所さんの目がテン〟で女子プロレス人気の理由を科学的に解明するようです。
じんぺいのお酒は、全てご出身の山形の銘酒。
上機嫌、否、〝上喜元〟の〝酒和地〟。面白い名前でしょ。〝シュワチ〟。そうです。ウルトラマンです。
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これが、〝チョモランマ〟。じんぺいで絶対に外せない逸品です。
毛ガニの身をほぐしてチョモランマ、つまり世界一のエベレスト山のように高く盛っています。
じんぺいのチョモランマは、〝毛ガニ〟と〝せいこガニ〟。季節によって変わります。
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じんぺいが使う野菜は、主に山形にいるお父ちゃんとお母さんが送って来ます。
〝じんぺいバーニャカウダ〟は、当店の名物。新鮮な野菜と、このソースが堪りません。
本場のバーニャカウダはオリーブオイルにアンチョビを使いますが、じんぺいのバーニャカウダーは、アンチョビの代わりに〝酒盗オイル〟を使っています。まさに和のテイストです。
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今日の逸品。〝毛蟹の手巻き寿司〟。こぼれ落ちてる~
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〝自家製からすみ大根〟。
そう、このからすみ。前回、じんぺいに来た時、入り口の横の干し網の中にありました。
からすみを手ごろな値段でたくさん食べて頂きたいと自家製にしています。
厚切りのからすみを紅芯大根に挟んで食べます。
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寒い夜なので、熱燗。酒は、別嬪(べっぴん)。庄内町・鯉川酒造です。
最近、〝別嬪〟という言葉はあまり聞かれなくなりました。
とても綺麗で近寄りがたい高貴な女性のこと。元々は、特別に良い品物の〝別嬪〟が語源。
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〝じゃこねぎとうふ〟を注文。
カリカリのじゃことアオサの食感が楽しい。
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リベンジの時間がやって参りました。
緊張しながら釜の蓋を取り、カメラで狙います。
寒ブリ、ヒラスズキ、鰆が入っています。そして、三浦の新ワカメ。春の到来です。
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良く掻き混ぜて・・・。新ワカメの緑が鮮やかに輝きます。
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本日頂いた日本酒。山形の日本酒は、米の味が濃厚。
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さて、最後の別嬪の熱燗が利いていい気持ち。
隣席の別嬪さんを連れて我が家へ・・・。このまま酔いが醒めなければ最高。

鳥ふじ隼の焼きカレーライス/荏原町

やっぱ華麗麺麭(カレーパン)は、蕎麦より焼き鳥が好きなんでしょ と言われそう。今夜も焼き鳥の名店をご紹介します。

焼き鳥とお酒の大好きな華麗麺麭さんをお気に入りの焼鳥屋さんにお連れしたいって、とても嬉しいお誘いがありました。蕎麦屋訪問の予定を振り払って辿り着いたのは・・・。
大井町線〝荏原町〟駅至近の〝鳥ふじ〟 。
Мさんの予約ですが・・・。
店員は、予約はないと言います。
どうも間違ったみたい。満席で賑やかな鳥ふじ・本店を後にして、向かった先は、兄弟店の〝鳥ふじ 隠れ処・隼〟 。
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店員に教えられた道を進んで行くと閑静な住宅地に入り込みました。果たしてここだろうか 不安になります。
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〝隼〟の看板。間違いありません。まさに〝隠れ処〟です。
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恐る恐る玄関を入ると・・・。
 これっ
大型バイクが入り口にドデ~ンと。
このお店、一体どうなってんだあ~
〝隼(ハヤブサ)〟は、これでした。SUZUKIの大型バイク。日本の〝鎧兜〟がモチーフの美しいフォルム。
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ファースト・ドリンクは、〝Paulaner Hefe-Weißbier (パウラナー ヘフェ ヴァイスビア)〟。ドイツで一番飲まれているミュンヘン正当派ビール。原料の50%以上が小麦で甘味があります。大きな専用グラスで出て来ました。
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オススメの、〝三つ葉とササミのわさび和え〟。湯引きした鶏のササミと旬の三つ葉。山葵の辛さが立っています。
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ちょっと遅れますとМさんから連絡。ひとり酒しながら、店主のお母さんの〝チャコちゃん〟に色々ヒアリング。チャコちゃんは、永遠の看板娘です。お歳は教えて頂けませんでしたが(当たり前)、可愛らしい笑顔が素敵です。
店主の加藤征也さんは、46歳。〝鳥ふじ〟の二代目です。本店は、次男。長男の征也さんとお母さんが、隼を経営。元々、この隼は、加藤家のご自宅とのこと。
華麗麺麭(カレーパン)さんは、仲間さんとお知り合いですか
店主の加藤さんから突然聞かれました。仲間さんは、山口の有名なお酒〝五橋〟の杜氏さん。日本橋高島屋の即売会にいらした時に知り合いました。以前、鳥ふじにいらしたそうです。大好きな山口の酒です。でも何で仲間さんの名前が出て来たのだろうか 
残念なことに五橋は切らしているとのこと。良かったらこれを飲んでくださいと、勧められたのが〝純米吟醸 金龍〟。宮城の〝一ノ蔵〟の別蔵の〝金龍蔵〟で丁寧に醸し出されました。金龍を入手するには、仕込みの時に蔵を訪ね、造りの様子を実際に確認し納得した上で〝金龍会〟のメンバーになる必要があります。会員は、全国にありますが、都内では3軒のみだそうです。
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貴重な〝金龍〟の溢れ酒をありがたく頂戴しました。オイシ~
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メニューを見ると〝鳥ふじ殿堂メニュー〟というのがあるそうです。
創業48年の老舗居酒屋をここまで大きくしたメニュー。これは食べねば
1.鳥ふじサラダ  2.鳥のからあげ  3.鳥のたれやき
先ずは、1.鳥ふじサラダ。もみキュウリのマヨネーズ和えです。しゃきしゃき感を残した食感が楽しい。
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2.鳥のからあげ
  先代から受け継いだ醤油ベースの秘伝タレに漬け込んだから揚げ。大きなブロックでボリューム的にも満足です。
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3.鳥のタレ焼き
  甘い醤油ダレに漬け込んだ皮つきのもも肉を焼いてます。これも絶品。
 この3種が鳥ふじの看板メニューです。
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Мさんも到着。いよいよ酒のピッチも上がります。
富士宮の富士高砂酒造の〝山廃純米吟醸あらばしり〟、石川県白山市・車多酒造の〝山廃仕込み純米酒 天狗舞〟・・・。
ちなみに、征也さんの奥さま〝みずほちゃん〟のご実家は富士宮。たまにお店にでていらっしゃるとか。その時に名物〝富士宮焼きそば〟を食べる幸運を得たご常連さんもいるそうです。あやかりたい・・・。
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〝筑前煮〟。〝がめ煮〟という九州北部の郷土料理。九州以外の人々が〝筑前煮〟と呼びます。元々は、〝どぶがめ〟と呼ばれる〝すっぽん〟をあり合せの具材と一緒にして煮込んだことから博多弁の〝がめくり込む(寄せ集めるの意)〟から名付けられとも、すっぽんの〝亀煮〟に由来するとも言われています。現在では、すっぽんの代わりに鶏肉を使うのが一般的。
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そして〆は、〝チーズたっぷり・焼きカレーライス〟。
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トッピングの目玉焼きを割ると美味しくなりますよ、とMさん。玉子のチカラは、凄い
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〆の逸品。京都・伏見の〝月の桂〟。本醸造大極上中汲みにごり酒です。〝米のシャンパン〟と言われるようにフルーティーで華やかな香り。
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 お腹もいっぱい。酔いも回ったし・・・。まだまだ食べたいメニューもあるけど帰るとしますか。
ふと気づいたのですが、ハヤブサって大型バイクがなかったとしても普通の焼き鳥屋とは違う気がずっとしてました。どうしてかなって考えたら分かりました。串に刺した焼き鳥が殆どありません。でも、鶏肉を使った美味しいつまみでいっぱいです。焼き鳥好きには堪らないお店です。もっとも、本店も、ハヤブサにも〝焼き鳥〟という看板は、どこにも見当たりません。焼き鳥屋と思い込んだのは、〝鳥ふじ〟という名前だけです。
次回は、若奥さまの美味しい〝富士宮焼きそば〟に出会えるといいな。Mさん、美味しいお店をご紹介頂きありがとうございました。