どんぶり選手権の二つの丼ぶり/東京ドーム(どんぶりスコアは番外)

2009年より毎年1月に開催される〝ふるさと祭り東京〟。東京ドームに全国の有名なまつりと故郷の味が集結します。〝全国ご当地どんぶり選手権〟も2010年から開催され今年で第9回目。利尻の〝うにめし丼〟、山形の〝米沢牛ステーキ丼〟、八戸の〝八戸銀サバトロづけ丼〟などこの選手権で有名になった丼ぶりが多くあります。果たして今年話題になるどんぶりは何だろう

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昨年の選手権で上位入賞しシード権を獲得したこの3つのどんぶりは優勝の可能性が高い。
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 そして、今回予選会を突破した11のどんぷりが新たに参戦。全部で14のどんぶりですが、ボクが試食に選んだのはこの2つ。
越前町の蟹料理名店〝滝の川〟が出品した〝越前蟹飯かに丼ぶり〟。
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炊きたての蟹炊き込みごはんの上にトッピングしたのはもみ海苔、蟹のほぐし身、蟹みそ、いくらの醤油漬け。全部ハーフサイズで500円。
ボクの分のいくら、いくらでもいいよ。
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蟹飯が温かで蟹の風味がたっぷり凝縮。
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そして次に選んだのは、富山の駅弁で全国に知れ渡っている〝富山ますのすし本舗の源〟が出品した〝富山白えびますとろ丼〟。白えびの食材は第1回選手権で〝白エビかき揚丼〟で優勝した実績があります。創業130年の老舗名店が満を持して出場。優勝の期待が持たれます。果たして、他のブースに比べて長蛇の行列でした。
待ってるとおばちゃんに声掛けられました。
アタシ、このお祭りが大好き。毎年ここに来るのが楽しみなの。
もしかして富山のご出身ですかと聞くと、
いいえ、東京生まれなので田舎がないの。だからここに来るのが楽しいのよ。
この気持ち、シティーボーイのボクにもよくわかります。
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真ん中は、卵黄の天ぷら。富山湾の白い宝石の白エビの天ぷらと、定評のますとろが奏でる富山湾のハーモニーは絶品です。
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2枚のどんぶりチケットと交換に頂く1枚のコインで投票。一番多くコインを獲得したのが優勝となります。
ところが家に帰ってズボンのポケットの中にありました
投票、忘れてしまいました。
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1月21日(日)までやってます。(((o(*゚▽゚*)o)))
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丼太郎の牛丼/茗荷谷(どんぶりスコア15/20★★★)

 若い人たちが使う言葉〝普通に美味しい〟。普通なのか美味しいのかよく分かりませんでした。

ある大阪の人に言わせると、
褒め言葉ですが褒め方のランクから言うと上から3番目。『うっわ~、めちゃ旨いやん気ぃ狂いそやわ』、『バリウマやな。なかなか旨いんちゃう』、『普通に旨いな』ちゅう感じです。
驚くような予想外な要素はないけど当たり前のように美味しい
と、いうことになります。
 丸の内線「茗荷谷」の駅を降りて春日通りを後楽園の方に少し行くと〝丼太郎〟という牛丼屋があります。
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 看板をよく見てください。「丼」の文字の前に何かの文字をテープで貼って隠しています。隠した文字は「牛」。
この〝牛丼太郎〟という牛丼チェーンは、吉野家や松屋も恐れた人気店でした。「でした」というのは、2012年に倒産したからです。
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注文したのは〝牛丼 大盛(400円)〟と温泉玉子(60円)。
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温泉玉子を乗せます。
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やはり牛丼には紅ショウガ。甘い汁によく合います。
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 現在は並盛290円。松屋と同価格ですが、吉野家に比べて90円安く、すき家やなか卯に比べても60円安い。
牛丼太郎の牛丼は倒産直前200円まで値下げして大手牛丼チェーンと戦っていました。その結果の赤字倒産。
値下げはしましたが、味は他の牛丼店が恐れるほど美味しいものです。
 実は、この牛丼太郎の創業者は〝深澤五郎〟氏。吉野家の副社長で松屋の顧問まで務めた牛丼界のカリスマが1983年に中野に創業しました。美味しい牛丼の味を知り抜いたオトコです。その美味しさが評判となって都内に10店舗近く出店。大手牛丼チェーン店がその躍進ぶりを恐れたチェーン店でした。
 その後、牛丼店を襲ったのは、2003年のアメリカの〝BSE(狂牛病)問題〟。安い米国産の牛肉の輸入が全面ストップしました。大手が豚丼に切り替えて耐え忍んだ時期、牛丼太郎は高い国内産牛肉を使い価格を上げずに牛丼を提供。赤字を垂れ流しました。その後も消費者の牛丼離れに大手が打った低価格戦略に巻き込まれました。遂に2012年に牛丼太郎は倒産。
現在は、当時から牛丼太郎の牛丼を愛する3人の社員が別会社を設立。茗荷谷店の大家さんのご好意で保証金なしで茗荷谷店の使用を許されました。看板をテープで隠してその場凌ぎで営業を継続し、5年経ちました。
 〝丼太郎〟の牛丼は、いい意味で〝普通に美味しい〟。他の牛丼に比べて今でも美味しい、と思います。牛丼好きの3人のオトコたちが守り抜いた伝統の味だからです。

蕎心のかつ丼/根津(どんぶりスコア19/20 ★★★★★)

 とんかつはとんかつ屋さん。かつカレーはカレー屋さん。かつサンドはパン屋さん。では、かつ丼は

お蕎麦屋さんじゃないですか
 では、なぜかつ丼はお蕎麦屋さんですか
それは蕎麦屋さんのかつ丼が美味しいからです。蕎麦屋さんはかつ丼を〝八方汁〟というつゆで作ります。
 八方汁は、醤油、味醂、鰹節と水で作ります。別名は〝そばつゆ〟。何にでも使える万能調味料なので八方という名前が付きました。江戸時代に江戸料理が大ブレークした要因は銚子や野田で醤油、流山で味醂が大量生産されるようになり、現在の荒節や枯節に近いものが考案され土佐藩を中心に生産が活発になったからです。八方汁なしでは江戸料理の蕎麦、天ぷら、鰻などの流行は考えられません。
 やって来たのは千代田線根津の駅前の〝蕎心(そばこころ)〟。ミシュランビブグルマンのとても美味しい蕎麦屋さん。いつも夜にお酒を飲みに来るのですが、今日は近くの病院に叔父の見舞いの途中。店主の浅見さんも女性スタッフの皆さんともとても親しくさせて頂いています。前回来た時に女性スタッフからかつ丼が美味しいと聞いていつか食べたいと。ずっと気になっていました。
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 これが東京のミシュランガイドブックに掲載されているお店のかつ丼セット。1400円。
立ち食いそばに比べて高いセットですが、満足度は500%超え。
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 蕎麦も自家製粉、手打ちの十割。端正でエッジが立って、コシがあり、喉越しが良い。何と言ってもめちゃくちゃ旨い。
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 八方汁で煮込んだ〝煮豆腐〟の小鉢まで付いてきます。蕎麦味噌と蕎麦の実をトッピング。
あ~ぁ、酒が飲めたらなあ。目の前に美味しいおつまみがあるのに・・・。
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分厚くて柔らかい肉。脂身の少ない部位で健康にも良い。衣も美味しいし。
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 生涯で食べた蕎麦屋のかつ丼セットで一番旨いと断言します。\(^o^)/