長崎飯店の麻婆飯と天津飯/道玄坂(どんぶりスコア16/20★★★★)

渋谷にスター・ウォーズ/最後のジェダイを観に行きました。1977年のオリジナル・トリロジー(旧三部作)エピソードⅣ以来今回のシークエル・トリロジー(続三部作)エピソードⅧまで全てを妻と一緒に劇場で鑑賞して来ました。前作(エピソードⅦ)では不覚にも二人とも途中で寝てしまいましたが、今回は始めから息もつかせぬ展開。あっという間の2時間32分でした。

 終わったのが19時30分過ぎ。お腹も空いたので食べて帰ることに・・・。
映画館の直ぐ近くの道玄坂の裏通りにある〝長崎飯店〟に羽付き餃子でも食べようということになりました。
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 店内はほぼ満席でしたが、運よく円卓の相席が2席だけ空いてました。と、言ってもここはどんな場合でも相席。容赦なく詰め込まれます。美味しくて人気があるから仕方ありません。
先ずは、ビール。
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そして餃子。2人前の立派な羽付きです。
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メニューを見ると、
天津飯(かに玉かけ飯)
麻婆飯(豆腐の辛子煮入りかけ飯)
とあります。
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この〝かけ飯〟。ぶっかけ飯は武士の社会が始まったと共に日本古来の調理スタイルです。白米に餡等をぶっかけて食べるスタイルは日本人が確立したものです。
天津飯のご飯の上に乗っている〝かに玉〟は、中華圏では〝芙蓉蟹(ふようはい)〟と呼ばれてていますが、〝天津飯〟は日本にしかないメニューです。
同様に中国の四川で誕生した〝麻婆豆腐〟をご飯に載せて提供する〝麻婆飯〟、〝麻婆丼〟は日本で誕生したものです。日本人は白飯の上に、旨味のあるソースを掛けるのが大好きです。
ワタシが食べた麻婆飯。

 

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妻が食べた天津飯。
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〝カレーライス〟はイギリスで生まれて日本に入って来たとか、日本の海軍が採用したからカレーライスが日本の国民食になったとか真面目に言う偉い先生たちがいます。それはそれでいいのですが、日本人は、白飯にコクのあるソースをぶっかけて食べる〝ぶっかけめし〟の文化を700年以上続けています。それは1+1=2の文化ではなく3にも4にもなる美味しい文化だということを日本人が一番よく知っているからです。
長崎飯店の記事については、こちらもお読みいただければ幸甚です。

→ こなもんや三度笠

瑞兆のかつ丼/渋谷宇田川町(どんぶりスコア17/20★★★★)

NHK放送センターの近くにある奥渋・宇田川町のかつどん屋〝瑞兆〟
メニューはかつ丼(1000円)とビール(500円)のみ。潔い店です。そしてここのかつ丼は今まで見たことがありません。

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お分かりですか
とんかつが溶き玉子の敷物の上に乗っかってます。玉子でとじていないのです。
揚げたてのとんかつはあくまでもサクサク。
かつ丼の甘い濃厚なソースが掛けられていますが揚げたてのかつの食感はそのまま維持されています。

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玉子とじたかつ丼は見た目美味しそうなのですが玉ねぎ、溶き玉子で煮かつになっていることが多く、とんかつのサクサク感がなくなっているのを惜しいと思うことがあります。
かつも比較的薄いスライス。サクサク感が一層増します。

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瑞兆のかつ丼は玉ねぎなしなので玉子かけご飯+とんかつのイメージ。シンプルで端正。洗練されたかつ丼です。
このかつ丼に添えられるのは味噌汁ではなくお吸い物。このかつ丼を作る店主の美意識を強く感じます。

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瑞兆(ずいちょう)は、良い事が起こる前兆の意。
勝負に行く前にここで食べるといいかも知れません。

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まい泉青山本店の黒豚ひれかつ丼/原宿 (どんぶりスコア12/20 ★★★)

〝とんかつまい泉〟は東京駅構内にも売店があります。とんかつ弁当やひれかつカツサンドが有名で誰でも店名を一度は聞いたことがあると思います。全国にレストラン11店舗。駅や百貨店での販売店は62店舗。この巨大とんかつ屋さんを立ち上げたのは一人の家庭の主婦でした。

 

 昭和40年12月(1965年)。有楽町の三井ビル地階商店街の一角に僅か10坪のとんかつ屋を開いたのは小出千代子さん(86歳)。普通の家庭の主婦が作る分厚いとんかつの美味しさが評判になりました。しかも〝箸で切れる〟ほど柔らかなとんかつが瞬く間に人気。2年後は三越本店に出店。1978年に青山に本社ビルを建築。そして現在の本店は1983年に隣接する銭湯を買い取ったものです。
青山本店は表参道ヒルズの裏手にあり周囲は住宅街もが残っています。
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メインダイニングがこちら。銭湯時代の脱衣場の面影が残ってるでしょ。なんか落ち着きます。
厨房は男湯と女湯なんですよ。
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最初に大根おろしが出て来ます。
お食事の前に是非お召し上がりください。
消化酵素のアミラーゼ(ジアスターゼ)がたっぷりで胸焼け予防なんでしょう。
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これが〝黒豚かつ丼(ヒレ)〟(1630円)です。
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カットされてる肉断面を上にしてみましょう。
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箸で切れるかな
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美味しい浅漬けの漬け物。
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千切りのキャベツは大盛り。ウエイトレスが定期的に回って来てお代わりを勧めます。
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かつ丼は甘めのつゆだくのかつ煮状態。玉ねぎもよく煮込んでいます。
美味しかったです。
帰りにレジの近くに置いてあったひれカツサンドが美味しそうでした。心惹かれましたがぐっと我慢。