かつ壱のカツカレー/目黒駅前(どんぶりスコア17/20★★★★)

 カツカレーの発祥については以前もお話しましたが、銀座の洋食屋〝グリルスイス〟です。東京読売巨人軍の千葉 茂選手がとんかつとカレーの2品を注文してカレーの上にとんかつを乗せて出すように注文したのが最初と言われています。店主の岡田義人さんが以降、メニュー化したため世間に広がったそうです。

 カツカレーは何処で食べるでしょうか
カレー専門店、蕎麦屋、洋食屋、喫茶店・・・。色々あるでしょう。でも美味しいとんかつにこだわるならとんかつ屋がいいに決まってます。
 毎日行列の絶えない目黒のとんかつ屋〝かつ壱〟。創業30年を超える老舗。近くには、名店〝とんき本店〟〝大宝〟もあります。とんきの開店は16時。しかもとんきも大宝もカツカレーはありません。どうしてもカツカレーが食べたい それならかつ壱へ・・・。
  目黒駅前のビルの地階。到着は12時30分。入店出来たのは13時近くでした。でも美味しいので待ちます。
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大きなロースカツの乗ったカツカレー。山盛りのキャベツのサラダ。そしてお新香が付いて950円は嬉しい価格。
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厚さは3㎝近くの肉厚。食べ応え十分。
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見よこの厚さ カレールーもスパイシーで大人の味。甘い脂はロースカツならではの美味しさ。

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とんかつは目黒に限る。

 

山路のさんま丼/新橋(どんぶりスコア19/20★★★★★)

さんまは目黒に限る
とは落語の世界ですが、「目黒のさんま 菜の花」という居酒屋のランチに〝さんまの蒲焼丼〟があると聞いて出掛けてみました。ところがランチメニューに丼モノはありません。仕方なく700円の気仙沼〝さんまの塩焼き定食〟で我慢。我慢と言っても脂が乗って結構美味しかったですけど。

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捨てる神あれば拾う神あり
きっと〝山の神〟なんでしょう。同じ日の夜、新橋の〝割烹 山路〟が美味しいさんまのどんぶりをご馳走になりました。

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さんまが出て来る予感はありました。
ワタシが勤務先する〝株式会社ねこぱんち〟。満木 葉子社長が漫画家・寺沢大介先生から紹介された割烹 山路です。寺沢先生は、〝ミスター味っ子〟や〝将太の寿司〟等グルメ漫画の草分け的な重鎮。今でこそグルメ漫画の第一人者ですが、ミスター味っ子を描き始めた30年前、先生は寿司のことがよく分からず、六本木にあった〝山路〟という有名な寿司店に400回通って勉強しました。その山路にいらしたのがここの山路の店主・畠山 義春さんのお父さん。故郷の盛岡で寿司店を開いた時にオーナーから〝山路〟の暖簾を分けて頂きました。やがて六本木の山路は閉店。
 そして昨年夏に義春さんが新橋に小さい割烹 山路を開店させました。奇しくも、寺沢大介先生が開店1か月後にその経緯を〝ビックコミックオリジナル〟に掲載。この割烹の開店を応援をされました。
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 先日、満木社長は仕事の関係で山路を訪問。その時、義春さん、ご両親からさんまの賄いご飯をちゃっかり頂きました。よせばいいのにその経緯をFacebookにアップしたものだから寺沢先生とワタシからズルいとっ突っ込みを入れられました。(笑) しかし、寺沢先生もワタシにチクリ。
最近は僕より通ってるそうで・・・
はいっ、気に入ってます。
それで、義春さんは、きっとさんまを用意するかなって・・・。
予感的中これが待ちに待った山路のさんま丼。
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ホントは、義春さんはどんぶりにするつもりはなかったのですが、昼に食べ損なったワタシが拝み倒してむちゃぶり。
このさんま丼、実は凄く手間が掛かってます。次の工程でさんまを焼いています。
ウロコを取り、背開きにしてハラワタ、背骨を取る。中落ちを削る。
小骨を丁寧に全て取るハラワタと中落ちを戻し、開き閉じて串を刺す。
じっくりと焼いて、骨煎餅にした背骨を添えて。どこから食べてもハラワタの旨みと脂が楽しめるようにします。
この工程、お分かりの方もいらっしゃると思いますが、〝銀座矢部〟の有名な〝さんま炭火焼き〟の作り方です。この手抜きのない徹底した丁寧さを義春さんは勉強されました。矢部さんは、微細な小骨まで刺抜きで抜去しますが、義春さんは食感の楽しさを残すために細かい骨はあえて少しだけ残しています。
 寺沢先生の山路応援歌はこれだけでは終わりません。先月23日に出版された〝PRESIDENT プレジデント〟。寺沢先生の〝人におしえたくない店〟が掲載されました。グルメ家・寺沢 大介先生が厳選した2か店のひとつが〝山路〟です。
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 さんま丼は山路の定番ではありません。しかし予約される時にご相談ください。
そして、寺沢先生が400回通った六本木の山路にいらした義春さんのお父さんは、割烹 山路のランチでお寿司と蕎麦のセットをお手頃の価格で提供しています。こちらの方もお気軽にご利用ください。

花冠の牛丼/二子玉川(どんぶりスコア19/20★★★★★)

 今日ご紹介する丼モノは〝牛丼〟。
何~んだと思われるかも知れませんが、これが大変な牛丼でして・・・。
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〝松阪肉〟、〝松阪牛〟のブランドが中国・商標局から既に類似商標ありとの理由で三重県松阪市の登録申請を不条理にも却下したのは記憶に新しいと思います。

 〝松阪肉(まつさかにく)〟が注目を浴びるようになったのは昭和10年の東京芝浦で開催された〝全国肉用畜産博覧会〟。それまで神戸牛や近江牛に独占されていた賞を初めて松阪肉が獲得したからです。昭和33年から松阪肉は東京に本格進出。親父は給料日になると新宿・二幸(現在の新宿アルタの場所にあった三越が経営する食品デパート)で松阪肉を買って来ました。月に一度のすき焼きです。
これはビールを飲ませて育てた牛の肉なんだぞ
いつも得意げに自慢しました。耳に🐙が出来ました。(笑)
 その時食べた松阪肉と現在私たちが一般的に食べている松阪肉は違います。昔、東京人の衝撃となった松阪肉は、現在の〝松阪特産肉〟。その特産松阪肉の牛丼を食べに二子玉川の〝花冠 陽明庵〟に出掛けました。
 二子玉川の駅から徒歩4分。マンションの1室、隠れ家レストランです。
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花冠の店主〝松本 栄文〟さんは、色々な顔をもっていらっしゃる多才な方。〝日本食文化会議〟を主宰し、二子玉川と佐原で〝花冠〟を二店舗経営。ベストセラー作家、大学教授という顔もお持ちです。
 飲食って儲からないわよ。魂を売れば別ですけど・・・。(笑)
京都弁の公家言葉を操る魅力的な方です。
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 松阪肉というのは年間7000頭近く出荷されます。
松阪肉としてのブランドを付けることが出来るのは生後12か月以内に松阪肉生産区域内に導入され松阪牛個体識別管理システムに登録された黒毛和牛の未経産雌牛です。ですから、松阪牛と言われる牛の殆どは元々全国から集められた黒毛和牛です。特に祖牛で一番多いのは宮崎牛です。
 〝特産松阪牛〟は、昔から兵庫県の但馬牛とされ肥育期間は900日(普通の松阪肉より280日程度長い)以上と決められています。年間の特産松阪牛の出荷頭数は100頭程度。手間とコストがかかり過ぎます。和田金牧場の分も入れて特産は松阪肉出荷頭数全体の3%しかありません。
 では、特産がどんなに美味しいかと言うと、脂の良質さです。甘味が圧倒的に違います。神戸牛の融点は25度程度ですが、特産は15度。手で触るだけで溶けます。これだけ良質の脂が出来るのは徹底した肥育管理。
 そして、松本 栄文さんのもうひとつの顔は〝家畜商〟。100頭の特産のうち約半分の50頭程度を松本さんが取り扱っています。都内の超一流の料亭も松本さんから購入しています。だから松本さんは飲食で儲からなくても魂を売り渡さなくていい。(笑)

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一丁上がり
こんなに美味しい牛丼、生まれて初めてです。つゆは薄めにして肉の味を邪魔していません。それでもつゆの甘さとは違う肉の脂の甘さがガンガン襲って来ます。
そして玉ねぎが特産肉をしっかりサポートしています。玉ねぎは好きですが、牛丼に玉ねぎはいらないと思ってました。しかし、この牛丼の玉ねぎは肉をしっかりサポートしています。肉を美味しく食べる為に存在すると確信。果たして、淡路島の玉ねぎでした。
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ひと口ずつ、愛おしい気持ちで食べ尽くしました。
もうひとつの愉しみは〝宇治金時のかき氷〟。
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美味しい餡子は、てっぺんと器の底に。
抹茶は、高級宇治の〝初昔〟。
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気になるお値段は、

牛丼        2,000円
かき氷     1,200円
セット価格 3,000円
一頭3千万にも値が付く稀少な松阪特産肉。この値段。決して高くないと思います。
今年の牛丼は、この日が最後でした。悪しからず。

うる虎のつくね丼/自由が丘(どんぶりスコア12/20★★★)

  家の近所に50種近い梅酒を提供する店があると分かって、同居人と一緒に行ってみました。

〝創作炭焼 うる虎〟という店です。
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梅酒のラインナップ。見事です。
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 店内に入ってびっくり。店内がうす暗い。そして長椅子のペアシート。この歳で同居人とペアシート
脇から変な汗が出るような・・・。
ちょっと僕らには場違いのような違和感を覚えました。
取りあえずの一杯目。 生ビールを選びました。
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キャベツと肉みそ。突き出しです。お代わり自由です。
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 ビール飲みながらある変化に気づきました。
いつも感じるビールの爽快感や旨味が低いのです。突き出しも美味しいのに・・・。
同居人と一緒だからではありません。理由は、店内が暗いからです。
 僕は、都内のミッションスクールを卒業しています。キリスト教にも色々あって僕の大学は、〝英国聖公会〟の学校。カトリックやバプテストに比べて戒律は弱く自由な雰囲気です。
入学して〝BSA(The Brotherhood of St. Andrew: 聖徒アンデレ同胞会)〟と言うクラブに入りました。キリスト教精神に基づく奉仕活動をします。夏は、大学のキャンプ場の整備。平素は、知的障害者の施設での労働活動です。クラブの夏の合宿の最終夕食は伝統の〝闇鍋〟。二人一組で町に買い出しに行き、材料を購入。その材料は値段が高く美味しいものばかり。買って来たモノを最高学年の先輩が鍋にします。どんなモノが入っているのか全部を知っているのは4年生だけ。
部屋の電気が消され4年生が出来あがった鍋を持ってきます。
鍋は不味くはありません。しかし、どうも美味しさがあまり伝わらないのです。
やがて電気が点き、鍋の正体が判明。そして美味しい食事会が開始されます。
 食欲に照度は大事です。暗すぎても明るすぎても美味しさが伝わりません。最近、LED照明の性能が良すぎて明る過ぎるレストランがありますが、これも食欲には逆効果。落ち着いた温かい昼光色が一番です。僕の個人的な意見ですけど・・・・。
私の高性能デジカメでもここまでの表現がギリギリ。実際には、もっとよく見えません。
〝ポテサラ〟です。トッピングされているのは、〝焦がし醤油〟。とても美味しいポテサラです。
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ふわふわの温かい〝玉子焼き〟。
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〝ホクホク肉じゃがコロッケ〟。
確かに美味しい。でも肉じゃがの中身の様子がいまひとつよく分かりません。
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〝マンゴー梅酒〟のソーダ割を注文。甘くて美味しい。
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炭焼きの串盛合わせを注文。アスパラ肉巻き、ササミ串、ネギマ、豚バラ串、つくね。
当店は鹿児島の知覧地鶏がウリ。美味しい焼鳥です。
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〝完熟にごり梅酒〟。

 

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〆は〝手作りつくね丼〟。
つくねは塩焼きのさっぱり味。大きなつくねが6個円陣を組み、知友王に半熟玉子。タレもあっさり味で美味しい。
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食後のお茶と〝黒糖そら豆〟はサービス。
黒糖そら豆はとても美味しい。お茶は味からするとほうじ茶かな 色が暗くて分かりません。
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料理は美味しくてコスパはとてもいいと思います。でもちょっと目的に合わなかったかな (笑)
若いカップルだったらねえ。もも肉食べながら太もも触っても、手羽先食べながら手を握っても周りからよく見えない(笑)
でも僕には、
〝もっと光を(Mehr Licht! (More light!)by ゲーテ)

 

爆香房の中華おこげ/自由が丘(どんぶりスコア17/20★★★★)

爆(bao)というのは中華の調理法なんです。強い火力で一気に過熱することで香りを食材に付けることが出来ます。その調理法を大事にしています。

 〝爆香房(ばっかぼう)〟とい店名の由来をお聞きしたところ〝服部 暁彦(あきひこ)〟シェフはテーブルまでいらしてくださいました。
自由が丘の駅近にある〝薬膳火鍋〟の有名な中華料理店です。
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地上の入り口は小さいですが地階は吹き抜けの巨大空間。太陽光もたくさん入って来ます。
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 ここのランチの〝爆香石焼(900円)〟が人気です。熱々に焼いた石鍋の中にチャーハン、焼きそば&チャーハン、硬焼きそば、中華おこげの4種の中からひとつを選んで入れ、その上から餡(あん)をかけます。餡は週替わりで塩ベースと醤油ベースになります。
 2007年に創業しましたが最初の運営企業はすぐに倒産。当時、雇われシェフだった松本さんがこの店舗を受け継ぎオーナーとしてスタート。数々の中華コンクールで受賞経験のある実力者です。
サラダはポン酢風味のミニサラダ。松の実を散りばめており丁寧さがわかります。
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お茶うけの〝搾菜(ザーサイ)〟。中華おこげにいれると美味しそうです。
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選んだのは〝中華おこげ〟。〝鍋巴(グオパー)〟と言います。中国の宋の時代に生まれた料理です。南京の寺の小坊主が粥を作る当番の時に居眠りして焦がしてしまったことから生まれたと言われます。
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熱々に焼かれた石鍋の上に乾燥した米飯のブロックが並べられています。

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いよいよイベント開始。
〝塩海鮮あんかけ〟が投入されます。大きな音とともに、水蒸気が激しく立ち上りました。

 

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見る間に乾燥米飯が焦げて行きます。
入っている海鮮も豊富です。剥きアサリ、小柱、海老、イカ。こちらも丁寧な塩海鮮の餡です。
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+300円で点心の餃子とデザートが付く〝ランチセット〟を選びました。
酢醤油と辛子でとても美味しい焼売です。春巻きを選ぶことが出来ます。
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美しいデザート。
左がカボチャ風味の蒸しカステラ。右が杏仁豆腐。
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爆香房の入り口が小さいのに地階の空間が大きいのは、隣の〝MAGIE DU CHOCOLAT(マジドゥショコラ)〟の真下にあるからなんですね。昨年オープンしたチョコレート専門店です。カカオ豆から作るこだわりの工房です。爆香房のお帰りにお土産にどうぞ。マジ美味しいです。
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つかさのまかない丼/大岡山(どんぶりスコア16/20★★★★)

 〝まかない料理〟。とても魅力的な言葉です。

料理人だけが知っている美味しい料理。みてくれは悪いけど、安くて美味しい特別の料理。そんなイメージが沸いてきます。

 

 東急大岡山駅の東口に出ると、駅前ロータリーの向こうに〝大衆魚料理 つかさ〟の看板が見えます。
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 大岡山は、理系大学の最高学府である〝東京工業大学〟、通称〝東工大〟がある街。僕も近くの高校に通学。理系クラスだったので同級生の多くがここに進学し馴染み深い大学です。
 この〝つかさ〟は、創業60年。元々が魚屋で魚の目利きの腕を奮って、魚料理屋に事業転換。
昼定食は、下の掲示板のように格安で本格魚料理が食べられます。
〝つかさ〟は東工大の第2学食と呼ばれる所以です。
そして・・・。
 目を引いたのは緑色の文字の短冊。〝まかない丼 750円〟。

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どんなまかない丼なのワクワクしながら待ちます。
お茶と一緒に出てきたのは昆布の佃煮とお新香。大根は糠漬け。

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やがて運ばれて来た丼ぶり。
何かお分かりでしょうか

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活カンパチを胡麻味噌に浸けたのがご飯の上に乗ってます。
みてくれは日光のひとつ手前(今市)ですが、口の中にほうり込むとその美味しさに納得。
福岡・天神の人気鯛茶漬け〝よし田〟のだし汁を掛ける前の鯛の刺身に似た味です。

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あまりの美味しさに箸で掬う速度が上がります。
もっと白飯が欲しい
そんなどんぶりです。

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ワカメの味噌汁も付いて750円。嬉しいなあ。

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大塚やの他人丼/西小山(どんぶりスコア15/20★★★)

 この店の佇まいの写真を見て行きたくなりました。昭和世代の僕らにとって〝昭和レトロ〟という言葉に若干の抵抗があります。でも何か郷愁を感じるのは間違いありません。気が付いたら〝大塚や〟の入口の前に立っていました。

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開店は11時30分。店の前に立ったのは12時。とっくに開店してる筈ですが、暖簾が出ていません。
暖簾は店の中。
あるブロガーが言ってました。この店に入るのは少し勇気がいると・・・。
開店しています。店内のテーブル席は満席。小上がりの畳席に案内されました。
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〝大塚や〟は昭和46年に創業した街そば屋さん。ラーメンやカレーのメニューもあります。地域密着型の蕎麦店で、いまでも出前をしています。上の写真で店の前に〝マルシン出前機〟を取り付けたバイクがあったでしょ 出前スタイルの革命です。
大塚やに来た目的は、この丼ものが食べたかったからです。
メニューには、〝牛玉丼(830円)〟とあります。牛玉丼という名前はあまり聞きません。この丼ものを関西の人は〝他人丼〟と呼ぶでしょう。
〝親子丼〟は親の鶏肉と子の玉子。それに対して鶏肉以外の肉、牛肉や豚肉を使った玉子とじの丼ものを他人丼と呼んでいます。関東では〝開花丼〟という言い方もします。
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ご飯の上にサラダ菜が敷かれ、その上に玉子とじの牛肉と長葱。牛肉の量は結構たっぷ゜り。830円の価格はお得です。それに美味しい。牛丼と比べて優しい味です。
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牛丼の甘いつゆに比べて上品な甘さ。ボリュームは結構ありますが飽きがこない美味しさです。ぺろりと行ってしまいました。
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お蕎麦屋さんですからお蕎麦も・・・。〝もりそば(430円)〟。何という安さでしょう。しかも国内蕎麦粉を使った自家製麺。昭和の置手紙はとても嬉しい。
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とさかの海鮮丼/京都駅前(どんぶりスコア16/20★★★★)

 京都で2軒目のはしご酒は京都タワーの裏の室町通木津屋橋下ル東塩小路町にある立ち飲み屋。店名は〝天空の立ち呑み とさか〟

 ビルの4階までエレベータで上がります。

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 店内は左側にカウンターが伸び、右側は大きな窓に沿って立ち席のテーブルが並びます。ビル4階であり天空の~と言われるほど高所にありませんが、窓の開口部は大きく空中に立っているような錯覚を覚えます。
 店員に促されてカウンターの空席へ。隣は、高級クラブに出勤前の和服姿のお姐さん。煙草をくゆらしながら軽食とアルコールを召し上がっています。ちょっと気になりながら、店員に注文。
 おっ、いい酒が揃っています。
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久しぶりに富山の〝立山〟を頂きます。本醸造の立山の味は格別です。
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つまみに〝大山地鶏の鶏ハム(380円)〟。
おぼろ豆腐のように見えますが、これがなかなか。薄いピンク色。美味でボリューミー。
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ふと顔を上げると〝ハモン・セラーノ熟成生ハム(500円)〟が置いてあります。自家製のようです。ここのシェフはハムづくりが得意なのかな 食べたいけどパス。
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では〝ハムカツ(280円)〟を頼んでみましょう。
ハモン・セラーノのハムカツではありませんが、美味しい。ここのシェフの料理の腕前はたいしたものです。
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2杯目は地元京都の酒〝永勲〟の純米吟醸。さすがに美味しいです。
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お隣の着物美人も退散。
ワタシも新幹線の発車時刻が気になります。そろそろ〆にしましょう。
ふとメニューを見ると、〝本日の海鮮丼(500円)〟の文字。
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厚切り刺身のばら寿司です。
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山葵を醤油で溶いて掛け回し。海苔、胡麻、大葉と相俟って絶妙な味を出しています。
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使ってる鮮魚は、この辺りです。少しずつ入ってます。
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食べ過ぎて腹がくちくなりました。そろそろ駅に向かいましょう。
会計は、2,160円。2軒目もコスパの高い立ち飲み屋でした。
京都駅に向かいふと見上げると京都のランドマーク〝京都タワー〟。東京オリンピックが開催された1964年に新幹線の開通と同時期に竣工しました。当時は、巨大タワーが古都京都の景観を壊すと反対意見も多かったことを記憶しています。しかし、3年後に56年ぶりの東京オリンピック。すっかり京都の街に馴染んでいるように思います。
そうだ京都に、行こう。
と、駆け足の京都、奈良、滋賀の一泊二日の小旅行。最後の立ち飲みは、ひとり酒の苦手な僕にしみじみと余韻を残しました。

魚菜はざまの海鮮丼/月島(どんぶりスコア16/20★★★★)

  店の前に出ている大きな立て看板。

丼ものメニュー写真はここに展示されているだけで69種。

当初はランチタイムの時だけ出ていた看板ですが、店内にしまうのが大変だと出しっぱなし。夜も丼ものを提供するようになったそうです。

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 店の名前は〝魚菜はざま〟。有楽町線、大江戸線の月島から徒歩5分にある小料理屋です。店主の名前の〝間(はざま)太一〟さんに由来します。開業が2009年。マスコミにしばしば紹介される有名店です。築地の仲卸で勤務していた間さん。目利きの実力を活かしてコスパの高い丼ものを提供しています。
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 月島に野暮用があった序に寄りました。開店は11:00。11:10に到着すると1階のカウンターは満席。2階の相席のテーブル席に案内されました。直に2階も満席。外は行列も出来ています。
 たくさんのメニューに〝目移り〟します。あれこれと目に入り色々なものに心が惹かれ決めかねました。
結局、注文したのは〝めかじきとねぎとろの2色丼(1200円)〟。冷や奴とひじきの煮つけの小鉢も付いてます。
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左半分がねぎとろ。右半分にめかじきの唐揚げを盛ってます。
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わさび醤油を掛け回した大葉の下にほかほかの白いご飯。
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めかじきの萌え断(面)。(笑)
美味しくて、ねぎとろ、めかじき、白飯と次々にわしわし。夢中で掻き込みました。
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連れが注文した〝サーモンといくら丼〟。美味しそうですね。いくらは只今、高騰中。2000円でした。
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当店の一番人気は〝マグロほほ肉ユッケ丼〟。本日は品切れ。残念。
冬の人気は、かき丼に生がきがセットになった〝かきづくし〟。是非、食べてみたいですね。

状元のスープチャーハン/自由が丘(どんぶりスコア17/20★★★★)

 ドタバタ劇の衆議院選挙が終わりました。今回の選挙でつくづく感じたのは〝その一言が命取り〟。〝このハゲ~〟や〝排除します〟。それで追い風が一気に逆風。怖いものです。

 ところで〝選挙〟という言葉。中国で598年(隋)~1905年(清)まで1300年間続いた〝科挙〟という官僚登用試験から生まれた言葉です。科挙は〝(試験)科目による選挙〟というのが語源です。
 科挙の中で第一等の成績を修めた者に与えられる称号が〝状元〟です。1300年間の科挙の中で状元になった者は僅か「552名」。天才中の天才と言えましょう。誰もが知ってる有名な人は鍾馗(しょうき)。端午の節句に飾られる〝疱瘡除け〟や〝学業成就〟の神さまです。彼は、状元まで登り詰めますが、髭面の大男。ルックスが酷くて悪人面だったので玄宗皇帝は科挙試験に受かった鍾馗の称号を取り消してしまいました。絶望した鍾馗は自殺。皇帝は憐れんで彼を手厚く葬りました。
 自由が丘駅前の飲食街の一角にフカヒレで有名な上海料理の名店があります。科挙の状元を店名に冠した〝状元楼(じょうげんろう)〟
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居並ぶ中華料理店で最高に美味しいと自負しているのでしょうか。確かに美味しさの評価では自由が丘のトップクラス。一段高くなった床。内装や照明、調度品は、上海のフランス租界にあった中国邸宅の材料を移築したそうです。中国の文化とモダンヨーロッパの融合です。
左手の小食堂の入り口には〝ベッドルーム〟の英語と中国語併記のプレートがありました。
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玄関を入ると左手に小さな人形が敷き詰められた箱があります。

英文の説明書を読むと北宋末期、時勢におもねらず〝梁山泊〟に身を隠した108人の英雄たちだそうです。
汚職官吏や不正に対する義憤がやがて悪徳官吏を打倒して国を救うことになります。
時代はいつも変わらないのですね。
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今日は、定評のフカヒレではなく手頃で人気の丼モノのチャーハンを食べに来ました。
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〝高菜のスープチャーハン〟。
美しいですね。崩して食べるのが勿体ない。(笑)
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クコの実も臥龍点睛。決まってます。
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餡とじのスープは優しくて上品な味。チャーハンの高菜はピシッと引き締めます。
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今回は逃しましたが、美味しいと定評の〝天然フカヒレ〟。そして上海料理と言えば〝飲茶(やむちゃ)〟。隣で食べてる焼売や肉まん。蒸し餃子。やはり美味しそうでしたね。 次回は食べに来ますね。

パームスカフェのオムライス/自由が丘(どんぶりスコア16/20★★★★)

    On a dark desert highway, Cool wind in my hair,
 Warm smell of “colitas” Rising up through the air,
 Up ahead in the distance I saw a shimmering light,
 暗い砂漠の高速道路で、涼しい風が髪をなびかせる
 コリタスの温かい匂いが、あたりに立ち上ってる
 頭を上げて見る彼方に、私は輝く光を見つけた

1970年代後半に世界的大ヒットしたイーグルスの〝ホテルカリフォルニア〟の歌詞です。
当時のアメリカ西海岸は〝ウエストコースト・ロック〟が大全盛。全世界からヒッピーたちが集まりました。歌詞の中にある〝colitas(コリタス)〟は砂漠の花、つまりマリファナの隠語です。
カリフォルニアの青い空、真夏の太陽がふりそそぐビーチ、そして健康的でチャーミングな女の子たち。ウエストコーストは我々の憧れの地。パーム(Palm)が生い茂る白いビーチ。そしてサーフィンボードを持った若者。
自由が丘駅前の飲食店街を少し入った所にある〝パームスカフェ〟。まさにウエストコーストにあるカフェ。
ランチタイムは大人気。常時行列。犬連れのお客さまが多い。ワンコと食事ができます。あまり気になりませんが、喫煙も可。何しろ自由がモットー。自由が丘だから。(笑)
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席数63と大箱。サーフィンのビデオを常時流しています。

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メニューも自由奔放。ハンバーガー、サンドイッチ、パスタもあればタイ料理も・・・。
そして何と言っても、この店の名物料理は〝オムライス〟。中でも〝エビと大葉の和風オムライス(1080円)〟は、しばしばマスコミにも採り上げられる超人気の逸品。
添えられているサラダにはタイ風のドレッシング。

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ソフトドリンクはフリー。オレンジジュース、グレープジュース、アップルジュース、コーヒー、ウーロン茶等々ご自由に・・・。

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グレープジュースを頂きました。

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分厚いプレーンオムレツが醤油味のチャーハンに乗っかってます。上からウスターソースとケチャップを混ぜたハンバーグソースと生クリームが・・・。

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オムレツを半分に解剖。

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残り半分も切ってライスの上に広げます。

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とろとろ玉子とチャーハンをスプーンで掬って口の中へ・・・。大葉と大きめのシュリンプが入ってます。チャーハンの味は和風で絶品。

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大きめのシュリンプの食感もいい。

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食後の珈琲も勿論無料。
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かつて川越シェフが〝お願い❢ランキング〟で100点満点をつけたオムレツであり、ウエンツ瑛士や三浦翔平もロケで食べたそうです。
ランチは外に人気のチキンオムレツや夜は明太子のオムレツもあるとのこと。また寄ってみましょう。

 

仁松庵の鮭いくら丼/自由が丘(どんぶりスコア16/20★★★★)

 鮭といくらのどんぶりは色々あります。

宮城県の郷土料理の〝はらこ飯〟は、醤油や味醂で煮た煮汁で炊き込みご飯を作り、炊きあがった鮭の炊き込みご飯の上に鮭の身といくら(はらこ)を乗せるものです。
一般的には、白いご飯の上に鮭の切り身といくらを乗せるのが多く〝鮭いくら丼〟とか〝鮭親子丼〟とか読んでます。自由が丘に美味しい鮭といくらの二色丼があると聞いたので行ってみました。
 自由が丘南口改札を出て左折。徒歩2分で自由通りに出たら右折して2分。〝仁松庵(にしょうあん)〟があります。最寄り駅は自由が丘ですが、住居表示は奥沢。目黒区でなく世田谷区です。店名はまるで蕎麦屋さんみたいですが和食懐石の人気のお店。ランチタイムは行列必至です。
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玄関を開けるといきなり中庭。枯山水の坪庭です。鹿威しもあります。

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縁起の良い〝招福達磨凧〟を飾ってます。

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注文したのは〝キングサーモンといくらの親子丼(1400円)〟。

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厚切りのキングサーモンの刺身がたっぷり。いくら醤油漬けも十分な量。
ご飯は白胡麻をまぶした酢飯。海鮮丼、ちらし丼の一種です。

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艶々に光ってる厚切りサーモンの刺身は旨い。赤いダイヤの子どもと相性が良い親子。ご飯と一緒に頬張ると頬っぺたが落ちそうに美味しい。
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茶碗蒸しも具がいっぱい。

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充実の小鉢3皿。

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 仁松庵のランチは大変充実しています。値段も1000~1500円中心。コスパも高く美味しいモノばかり。自由が丘方面にいらした時は是非、ご利用ください。

 

本家 比内邸の親子丼/自由が丘(どんぶりスコア18/20★★★★)

 日本三大地鶏と言えば〝薩摩地鶏〟、〝名古屋コーチン〟、そして〝比内地鶏〟です。江戸時代に東南アジアや中国から渡日して秋田県北部の地鶏になったものに軍鶏を交配したのが〝比内鶏〟。ところが昭和初期には絶滅寸前まで激減して遂には〝天然記念物〟に指定されてしまいました。

この〝比内鶏〟の特長を引き継ぎ食味と生産性向上を図って品種改良したのが〝比内地鶏〟。比内鶏の雑種第1代〝F1〟です。雄の天然記念物比内鶏と雌のロード種の交配で生まれたF1で平飼いか放し飼いなどの厳しい飼育条件を課せられたのが〝比内地鶏〟です。
自由が丘駅前の路地を入ったマクドナルドの真ん前に〝本家比内邸〟があります。ここは正真正銘の比内地鶏提供店です。
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秋田県大館市の比内地鶏生産者・㈱本家比内地鶏の証明書が提示されています。
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注文したのは土日限定ランチの〝比内地鶏 極上親子丼(1500円)〟。
お吸い物、鶏皮と大根の煮物といぶりがっこ付きです。
親子丼(1200円)もありますが、比内鶏の美味しい部位が盛ってある極上を頂きました。
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比内鶏のササミとふりそでがたっぷり。
ふりそでは手羽先の根元で独特のコリコリした食感です。
鶏は炭火で軽く炙ってますが、レア感たっぷり。よほど新鮮さに自信がないと出せません。
果たして、今まで食べた比内地鶏のどこよりも美味しい。親子丼で食べるとは何と贅沢な
つくづくそう思いました。
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鶏皮の煮つけも最高です。
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箸休めに美味しいいぶりがっこ。これでご飯一膳行けますね。
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折角、秋田の美味しい郷土料理が続いたので〝稲庭うどん〟も+300円で追加しました。
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透き通るような美しい稲庭うどん。その滑らかな喉越しにいつも魅了されます。
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ここの親子丼は、比内鶏の美味しさを知り抜いた料理人でしか作れないまさに〝奇跡の親子丼〟と言えましょう。

 

丼太郎の牛丼/茗荷谷(どんぶりスコア15/20★★★)

 若い人たちが使う言葉〝普通に美味しい〟。普通なのか美味しいのかよく分かりませんでした。

ある大阪の人に言わせると、
褒め言葉ですが褒め方のランクから言うと上から3番目。『うっわ~、めちゃ旨いやん気ぃ狂いそやわ』、『バリウマやな。なかなか旨いんちゃう』、『普通に旨いな』ちゅう感じです。
驚くような予想外な要素はないけど当たり前のように美味しい
と、いうことになります。
 丸の内線「茗荷谷」の駅を降りて春日通りを後楽園の方に少し行くと〝丼太郎〟という牛丼屋があります。
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 看板をよく見てください。「丼」の文字の前に何かの文字をテープで貼って隠しています。隠した文字は「牛」。
この〝牛丼太郎〟という牛丼チェーンは、吉野家や松屋も恐れた人気店でした。「でした」というのは、2012年に倒産したからです。
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注文したのは〝牛丼 大盛(400円)〟と温泉玉子(60円)。
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温泉玉子を乗せます。
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やはり牛丼には紅ショウガ。甘い汁によく合います。
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 現在は並盛290円。松屋と同価格ですが、吉野家に比べて90円安く、すき家やなか卯に比べても60円安い。
牛丼太郎の牛丼は倒産直前200円まで値下げして大手牛丼チェーンと戦っていました。その結果の赤字倒産。
値下げはしましたが、味は他の牛丼店が恐れるほど美味しいものです。
 実は、この牛丼太郎の創業者は〝深澤五郎〟氏。吉野家の副社長で松屋の顧問まで務めた牛丼界のカリスマが1983年に中野に創業しました。美味しい牛丼の味を知り抜いたオトコです。その美味しさが評判となって都内に10店舗近く出店。大手牛丼チェーン店がその躍進ぶりを恐れたチェーン店でした。
 その後、牛丼店を襲ったのは、2003年のアメリカの〝BSE(狂牛病)問題〟。安い米国産の牛肉の輸入が全面ストップしました。大手が豚丼に切り替えて耐え忍んだ時期、牛丼太郎は高い国内産牛肉を使い価格を上げずに牛丼を提供。赤字を垂れ流しました。その後も消費者の牛丼離れに大手が打った低価格戦略に巻き込まれました。遂に2012年に牛丼太郎は倒産。
現在は、当時から牛丼太郎の牛丼を愛する3人の社員が別会社を設立。茗荷谷店の大家さんのご好意で保証金なしで茗荷谷店の使用を許されました。看板をテープで隠してその場凌ぎで営業を継続し、5年経ちました。
 〝丼太郎〟の牛丼は、いい意味で〝普通に美味しい〟。他の牛丼に比べて今でも美味しい、と思います。牛丼好きの3人のオトコたちが守り抜いた伝統の味だからです。

炭火焼MARUの親子丼/中目黒(どんぶりスコア17/20★★★★)

 かつて肥後の国・熊本県には〝肥後五鶏〟と呼ばれる鶏がいました。〝天草大王〟、〝熊本種〟、〝地すり〟、〝久連子鶏(くれこどり)〟、〝肥後チャボ〟です。〝天草大王〟は、明治時代に中国から輸入された〝ランシャン種〟に天草地方で飼育されていた〝軍鶏(シャモ)〟と〝コーチン〟を交配させた肉用種。その特長は大王の名の通り、国内最大のカラダの大きさ。背丈は90cm。体重は7kg近くに達します。かつては福岡の水炊き用の鶏としてもてはやされましたが、大型種は産卵率が低く、昭和の初期に絶滅しました。

 

 平成4年にアメリカから稀少なランシャン種を100羽輸入し、残っていたたった一枚の〝油絵〟を参考に7世代交配を重ねた結果平成12年、奇跡の復活に成功しました。
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  この幻の〝天草大王〟を使った〝究極の親子丼〟が食べられると聞いて早速出掛けました。
中目黒「炭火焼MARU」。とてもお洒落な焼鳥屋です。
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この迫力の垂れ幕に圧倒されます。

 

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美味しそうな〝天草大王の親子丼(900円)〟です。
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〝釜揚げしらすとレタスサラダ〟。
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〝天草大王の鶏ガラスープ〟。
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ふわふわ・とろとろの〝天草大王 親子丼〟。
親も親なら子もすごい。2種の卵を使用。兵庫県加古川の〝日本一こだわり卵〟と徳島県阿南市の〝たむらのタマゴ〟です。
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大きくて噛み応えのある天草大王は炭火焼で旨味をいっぱい封じ込めています。
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タレと玉子が絡み合ったバカ旨のご飯。
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至福の宴の後は、シナモンパウダーの掛かった〝牛乳プリン〟。
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美味しいMARUのランチ。次回は〝焼鳥丼(1200円)〟がいいな。

 

日本料理佐とうの天丼/大岡山(どんぶりスコア17/20★★★★)

 東急大井町線と目黒線の交差する大学の街・大岡山。東口のロータリーに突き刺さる道を北進して徒歩8分。〝日本料理 佐とう〟があります。

 

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 ラーメン屋、居酒屋、喫茶店が並ぶ商店街の中で一軒だけ凛とした佇まい。2015年から3年連続でミシュランビブグルマンを受賞している名店です。
 店主の佐藤良輔氏は小学生の頃より料理が好きで専門学校を卒業するとあの〝金田中〟で長く修業。2010年にこの〝日本料理佐とう〟をオープンさせました。
ミシュランガイドの評価には
店主は東京の料亭で腕を磨き、奇を衒わず、基本を忘れず、修業で学んだことをそのまま生かしたいという謙虚な人柄だ 味付けは全体的に上品な薄口で正当な日本料理を控えめな値段で味わえるのが嬉しい
とあります。
ここの千円天丼は秀逸です。
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千円天丼は、その日によって食材が変わります。
本日は、海老、茄子、南瓜、大葉、舞茸、しし唐、鮭の超豪華。
天ぷらのタレも上品な薄口。足りなければお足しくださいとの心遣い。
いえ、十分に美味しいです。
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〝ワカメのお吸い物〟
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〝胡麻ソースのグリーンサラダ〟
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〝小松菜のお浸しと長芋〟
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〝柴漬けと昆布の佃煮〟
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ミシュランの評価通り、店主はとても控えめで謙虚。実直さがこの千円ランチに表現されています。
デザートは、+200円で開店以来人気の〝牛乳プリン〟。
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えっ、お酒は
勿論頂きました。
鍋島の純米吟醸。こっちの方がランチより高かったな
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あつた蓬莱軒のひつまぶし/栄・松坂屋(どんぶりスコア18/20★★★★)

 名古屋名物として全国に知れ渡っている名物は〝ひつまぶし〟。名古屋独特の鰻丼です。〝ひまつぶし〟ではありません。

 ひつまぶしの元祖は熱田神宮の参道にある〝あつた蓬莱軒〟。明治6年に料亭として開業。この蓬莱軒のある宮宿は江戸時代から東海道五十三次の41番目の宿場町として栄えた場所で、蒲焼(鰻)とかしわ(鶏)が名物。蓬莱軒も蒲焼とかしわをウリにする店としてスタート。それがどうしてひつまぶしの元祖となったのかをお話ししましょう。
 10月の3連休最終日に松阪観光を終えて東京に戻ります。新幹線はきっと混んでいるので熱田神宮まで行かず、名古屋の中心部・栄の松坂屋にある蓬莱軒の支店に寄ってなるべく早く自由席で帰ることにしました。
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南館10階にあります。
午後3時に到着しましたが、昼飯の時間はとうに過ぎてるのに大行列。40人ほど待ってました。
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ひとりだったので中央の大きなカウンターに案内されました。

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ようやく〝ひつまぶし(3600円)〟が到着。
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おひとりさま用の木製のおひつにご飯と鰻が敷き詰められています。
鰻は縦横に切込みが入れられてます。このひつまぶしの基本型が出来てひつまぶしが〝ひつまぶし〟になりました。

 ひつまぶしの〝ひつ〟は〝お櫃(ひつ)〟。まぶしは〝まぶす〟。混ぜることです。
 蓬莱軒の鰻丼は美味しくて評判が良く、出前がとても多かったのです。ところが使用人がどんぶりをよく落して壊します。それで落しても壊れない木製のお櫃に2~3人前のご飯を入れて蒲焼を乗せてみました。ところがそうすると鰻だけが食べられてご飯が残ります。それで鰻に切込みをいれてご飯と混ぜて食べてくださいと説明。
それによってご飯が残らなくなりました。
さらに最後にだし汁を掛けてお茶漬けにすることを提案。人気が高まりました。
やがてお櫃をおひとり様用に改良。これが現在の完成型です。
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お吸い物の湯葉に〝蓬〟の字。

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先ず、4分の1を茶碗に盛りつけます。
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1膳目は、そのまま。普通に鰻丼の味。
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2膳目ネギ、海苔、わさびを乗せて・・・。
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3膳目はまたネギ、海苔、わさびを乗せて、さらにだし汁。
お茶漬けです。
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そして4膳目はお好きなスタイルで・・・。ワタシは、やはりお茶漬けにしました。
一度で3度美味しい。名古屋弁で言えば〝お値打ち品〟。のご紹介でした。

洋食屋牛銀の牛丼とかつ丼/松阪(どんぶりスコア16/20★★★★)

 〝松阪肉〟と言えば知らない人がいない位有名な牛肉のトップブランドのひとつです。そのブランド認定基準は非常に厳密です。詳しい話は近いうち別途説明する機会があると思いますが、ここではひとつだけお話しします。

 三重ブランドの松阪牛の認定事業者は二つに大別されます。ひとつは、松阪肉で有名な〝和田金〟。もうひとつは、〝松阪牛協議会〟。和田金は、〝和田金牧場〟を独自に経営しており肥育販売一貫システムを独自に確立しています。一方、松阪牛協議会は、松阪市を中心とした100戸近くの飼育農家がブランド基準を明確に定義して合致したものだけを〝松阪牛〟或いは〝特産松阪牛〟として出荷しています。
 和田金と並んで松阪の美味しいすき焼き屋さん〝牛銀本店〟。和田金に比べて少し安く食べられますが、それでも結構いい値段。そこで何とか安くて美味しい松阪肉を食べたいと探したのが若い人たちに大人気の〝洋食屋牛銀〟
 右の重厚な木造家屋が〝牛銀本店〟。
 左の瀟洒な白い建物が〝洋食屋牛銀〟。既に多くのお客さまがお待ちです。
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〝牛丼(上)〟(1800円)です。
とろとろ玉子でとじています。
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松阪肉がたっぷり入ってます。だしは薄口のあっさり味。とても美味しくて完成度の高い牛丼です。

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メニューに〝かつ丼(上)〟(1800円)があったのでこちらもひとつ注文して皆でシェアしました。
かつは、牛かつ。とんかつではありません。甘いデミグラスソースが掛かっています。

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それにしてもデミグラスソースの何と甘いことか。名古屋の味噌カツもそうですが、こんなに甘いデミグラスソースは初めてです。

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味処 叶の元祖みそかつ丼/名古屋栄(どんぶりスコア18/20★★★★)

 〝味噌カツ〟という名古屋の郷土料理があります。とんかつの上に八丁味噌などの豆味噌をベースにしたソースを掛けたものを指します。昭和42年に名古屋の錦三丁目のレストランが考案したとか、それより前の昭和40年に三重の津のレストランが考案したとかの説があります。味噌カツは確かに名古屋や津が発祥かも知れません。しかしそれよりずっと以前に〝みそかつ丼〟が誕生していました。不思議に思われるかも知れませんが味噌カツとみそかつ丼は別モノです。

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 名古屋・栄の路地裏に〝味処 叶〟があります。創業昭和24年。店主の名前は〝杉本 利資〟さん。平成24年に85歳でご引退されました。7年前まで何回か訪問した時は、まだお元気で厨房に立たれていました。当時は味噌カツ丼の写真撮影は絶対禁止。今回、写真撮影叶、いや可能です。(笑)
出て来ました 〝元祖みそかつ丼〟(1,200円)の生写真です。
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大きくて柔らかいかつが6個乗ってます。真ん中にとろとろの半熟玉子。
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ワタシ的にはめちゃめちゃ美味しいみそかつ丼です。しかし、所謂、名古屋の〝味噌カツ〟とは少し味が違います。味噌カツの苦手な甘ったるさがなくて見た目に反して酒好きが堪らなく好きになるあっさり味。それもその筈。創業者の杉本さんのお父さんは浅草の蕎麦屋さん。天丼と蕎麦を作っていました。名古屋生まれの親子は戦後故郷に戻るとふたりで割烹を開店。名古屋の人は八丁味噌が好きだからと味噌味のタレでかつ丼を作ったのが始まりです。ですから杉本さんの頭の中には名古屋めしの〝味噌カツ〟のどんぶりを作ったという意識は全くなかったのです。それが評判を呼び、フランキー堺さんや石原裕次郎さんたち大スターも常連客になってたくさんのお客さまが襲来するようになったのです。

 頑固一徹のオヤジさんの姿はもう見れませんが、美味しい元祖みそかつ丼の味はしっかりと受け継がれました。

ThomHom(トンホム)のカオマンガイ/中野レンガ坂(どんぶりスコア15/20★★★)

  正直言うと訪問先はここではありません。肝心なお店がランチを辞めてしまったので急遽飛び込みました。

捨てる神あれば拾う神あり
予想外に美味しい〝カオマンガイ〟に出会いました。
カオマンガイはタイ料理で〝蒸し鶏のせご飯〟。東南アジアでは〝海南鶏飯(ハイナンジーファン、カイナンケイハン)〟とも呼ばれています。
中野駅南口すぐのところにある〝レンガ坂〟。近年人気のバルが居並んで話題になっています。
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入ったのは〝ThomHom(トンホム)〟

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〝カオマンガイ(900円)〟登場です。

鶏の脂で炒めた白米(タイ米)を鶏スープで炊いたご飯に蒸し鶏が添えられています。鶏スープも別添え。
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カオは〝ご飯〟。ガイは〝鶏〟です。

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蒸し鶏の上には苦手だった〝パクチー〟がてんこ盛り。
大丈夫ですよ、安心してください。食べられますから。

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蒸し鶏もいいけどこのチキンライスは最高です。また来よう。瓢箪から駒のような美味しいタイレストランでした。

マグロ卸のマグロ丼の店/豊海水産埠頭(どんぶりスコア18/20★★★★)

 同居人が月島に用事があるというのでついて行くことにしました。ワタシにはワタシで目論見があって・・・。同居人の用事が終わったので有楽町線月島駅近くの月島区民センターから100円バスに乗りました。

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到着したのは〝豊海町(とよみちょう)〟の〝豊海水産埠頭〟。ここは冷蔵倉庫が立ち並ぶ場所。関係者以外立ち入り禁止的雰囲気。でもここは知る人ぞ知る食いしん坊の聖地です。

 創業昭和49年の超低温冷凍倉庫事業や水産卸売事業を営む株式会社スズヨシがサイドビジネスとしてやっている〝マグロ卸のマグロ丼の店〟があります。
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 ワンコインで食べられる〝マグロ丼〟で有名です。
券売機で食券を買い料理ができるまでテラス席で海を眺めながら生ビール。
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テラス席はこんな感じです。

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右手の向こうの方に〝レインボーブリッジ〟が見えます。その左の方には、フジテレビの球体展望室〝はちたま〟も見えます。

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左手は消防署。〝臨港消防署〟です。その後ろにある薄ぺらい一反木綿のようなビルはなんでしょうか
Google Mapで航空写真をググってみると中央区清掃工場の煙突でした。三角形の煙突でこちら側に一面しかみせていなかったのです。

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ようやくマグロ丼が到着。
折角なのでマグロの具の量がワンコインの2.5倍ある〝てんこ盛りマグロ丼〟です。値段は1000円。中トロでこの量。絶対お得です。

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上から見ると・・・。

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横から見ると・・・。

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接近してみると・・・。

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食べてみると。中にぎっしり白ごはん。かなりボリュームありです。

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同居人が食べたのは〝特選A〟。上赤身、中トロ、びんちょう、玉子、いくら、ねぎとろで1000円。
これかなりいいですよ。
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どんなのが出るかは来てからのお楽しみ。

蕎心のかつ丼/根津(どんぶりスコア19/20 ★★★★★)

 とんかつはとんかつ屋さん。かつカレーはカレー屋さん。かつサンドはパン屋さん。では、かつ丼は

お蕎麦屋さんじゃないですか
 では、なぜかつ丼はお蕎麦屋さんですか
それは蕎麦屋さんのかつ丼が美味しいからです。蕎麦屋さんはかつ丼を〝八方汁〟というつゆで作ります。
 八方汁は、醤油、味醂、鰹節と水で作ります。別名は〝そばつゆ〟。何にでも使える万能調味料なので八方という名前が付きました。江戸時代に江戸料理が大ブレークした要因は銚子や野田で醤油、流山で味醂が大量生産されるようになり、現在の荒節や枯節に近いものが考案され土佐藩を中心に生産が活発になったからです。八方汁なしでは江戸料理の蕎麦、天ぷら、鰻などの流行は考えられません。
 やって来たのは千代田線根津の駅前の〝蕎心(そばこころ)〟。ミシュランビブグルマンのとても美味しい蕎麦屋さん。いつも夜にお酒を飲みに来るのですが、今日は近くの病院に叔父の見舞いの途中。店主の浅見さんも女性スタッフの皆さんともとても親しくさせて頂いています。前回来た時に女性スタッフからかつ丼が美味しいと聞いていつか食べたいと。ずっと気になっていました。
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 これが東京のミシュランガイドブックに掲載されているお店のかつ丼セット。1400円。
立ち食いそばに比べて高いセットですが、満足度は500%超え。
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 蕎麦も自家製粉、手打ちの十割。端正でエッジが立って、コシがあり、喉越しが良い。何と言ってもめちゃくちゃ旨い。
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 八方汁で煮込んだ〝煮豆腐〟の小鉢まで付いてきます。蕎麦味噌と蕎麦の実をトッピング。
あ~ぁ、酒が飲めたらなあ。目の前に美味しいおつまみがあるのに・・・。
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分厚くて柔らかい肉。脂身の少ない部位で健康にも良い。衣も美味しいし。
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 生涯で食べた蕎麦屋のかつ丼セットで一番旨いと断言します。\(^o^)/

 

鎮守の森の麻婆丼/(どんぶりスコア18/20 ★★★★)

 あなたの周りにお酒を飲んだ後必ずラーメンを食べに行こうっていう人いませんか

 ちゃんと生理的な理由があります。メンバーの蘊蓄に盛り上がった昨夜の〝鎮守の森〟。四谷三丁目の会員制日本酒バーです。オーナーの竹口さんから広島東洋カープの優勝記念飲み放題イベントのお誘いがあり出掛けました。広島東洋カープのファンではありませんが・・・。

これが昨夜飲んだ日本酒。全部広島の酒蔵です。華鳩がこれだけ揃うのも滅多にありません。ここの冷蔵庫には常時2千本の日本酒が保管されています。
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話を元に戻します。
お酒を飲むと肝臓はお酒のアルコールを解毒・分解しようと必死で働きます。肝臓は糖の貯蔵庫です。解毒・分解で肝臓がフル稼働し始めると糖の分配の役割を果たせなくなり、その結果、低血糖状態に陥ります。お酒を飲むと眠たくなったり糖分の摂取に拍車が掛かるのは低血糖のためです。
鎮守の森には酒好きの人たちの為に強力に糖分補強メニューが用意されています。順番にご紹介しましょう。
まず前菜から。
〝冬瓜の冷やしそぼろ煮〟
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オニオンや茗荷の山の下に隠れている〝カツオのたたき〟。
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〝茄子田楽〟。これも田楽で糖分補給。
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〝さつま芋のバター炒め〟。これも強力な糖の助っ人。
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〝バジルポテトサラダ〟。当店の人気メニュー。不動の1位です。嬉しいボリュームだし。
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大きな〝真牡蠣〟。今月末まで1個700円の原価提供。以降は1000円。
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今年の高級魚。〝山椒の秋刀魚山椒煮〟
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〝あさりの酒蒸し〟。
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黒毛和牛の〝和風ハンバーグ〟。
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これは究極の糖補給〆ごはん。〝麻婆丼〟。この麻婆豆腐はめちゃ旨いです。辛さに妥協はありませんが旨辛です。

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白めしもたっぷり控えています。麻婆豆腐と白めしのマリアージュはいい。💖

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辛い麻婆豆腐を白めしで掻き込んでいる時の幸せ・・・。筆舌に尽くしがたい。

これだけ糖分を補給すれば低血糖の心配はありません、がまたもや沢山食べ過ぎてしまいました。体重計に乗るのが怖い。

鎮守の森は会員制で完全予約制ですが、毎週月・火の両日は、メンバー抜きのビジタープレーが可能です。

波ののいくら丼/自由が丘(どんぶりスコア16/20★★★★)

  マグロ、雲丹、いくら。寿司ネタとして大好きな三つです。こぼれイクラの写真を見ると溜息が出るほど食べたい衝動に駆られます。そんなイクラ丼が廉価で食べられると評判のお店がご近所に開店しました。

〝波の〟。いくら丼を中心にメニューを構成しています。
 自由が丘駅の北東。東横線と大井町線に囲まれた三角地帯にあるビルの半地下です。

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注文したのは、〝いくら丼 いくら増し(1180円)〟と〝しらす味噌汁(120円)〟。

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当店のいくら丼は並が780円から食べられます。並だと上から見ると下のご飯の存在が分かる程度のいくらの量。〝いくら丼いくらダブル〟は1480円でいくらの層が2層になります。

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備え付けの切り海苔をトッピングすると一層美味に・・・。
美味しそうでしょ

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 いくらは醤油のタレで味付けしてますので掻き混ぜて食べるだけですが、味付けが足りなければタレを足します。

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 ところで〝イクラ〟がロシア語だというのはご存知と思いますが、鮭の卵だけを指しません。ロシア語のイクラは魚卵全体を意味しますので赤いイクラは鮭の卵。黒いイクラはキャビアです。
それと、日本で言う筋子といくらの違いは卵巣膜に包まれた状態が筋子。卵巣膜を取り除いて卵をばらばらにしたのをいくらと呼ぶことが多いです。いくらすなわちバラ子です。
 波のは最近、〝センベロ〟を始めました。千円でお酒を種類によって3~4杯飲めて、つまみの小鉢が3個付きます。自由が丘にも立ち飲みっぽいお店があるのは嬉しいですね。

 

焼肉市場げんかやのチキンカレー/町田(どんぶりスコア16/20★★★★)

 格安焼肉の〝焼肉市場 げんかや〟の旗艦店・原宿店が閉店したのは2006年。その原宿店がオープンした時の衝撃は凄かった。お洒落な街・原宿に低価格でゴージャスな焼肉レストラン。その仕組みは、入場料800円を払えば追加料理は原価という謳い文句。カルビ一人前290円。生ビール290円。石焼ビビンバ340円。当時としては画期的な価格設定でした。人気でいつも長蛇の行列。2時間待ちも珍しくなかったのです。その後、均一料金居酒屋がブームになりげんかやも同じ土俵で勝負をしなければならなくなりました。

 そのげんかやを久しぶりに訪問。町田で日本酒の試飲会があり、その打ち上げに寄りました。
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入場料なし。一皿290円は安い。財布を気にせず注文可能。美味しいお肉がいっぱい。嬉しいです。(笑)

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ふと、壁を見ると・・・。

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焼肉屋さんのチキンカレー。気になりますね。

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石焼ビビンバ鍋にチキンカレー。キムチもたっぷり投入。
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 げんかやの石焼ビビンバは昔から大好きです。熱々の鍋とご飯が接した部分に美味しいおこげが出来ます。
そのおこげがパリパリのお煎餅のようになっているところが堪らなく美味しい。キムチとカレーの相性も抜群。
この石焼のチキンカレーが290円。この美味しさで安すぎるだろう。

かつ壱のソースかつ丼/目黒(どんぶりスコア18/20★★★★)

 目黒駅前にある久米美術館。歴史家・久米邦武と洋画家・久米桂一郎親子の作品が展示してあります。久米邦武は岩倉使節団の一員として欧米12ヵ国を視察し、報告書『米欧回覧実記』を編修しました。息子の桂一郎は洋画家として東京美術学校で黒田清輝と共に教鞭を執り日本の西洋美術発展に貢献しました。

 その久米ビルの地階にあるのが〝とんかつ かつ壱〟。目黒のとんかつ御三家の一店です。
御三家とは、かつ壱の他に最も歴史が長い〝とんき〟。昭和14年創業で池波正太郎がこよなく愛した名店。もうひとつが〝とんかつ 大宝〟。
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出て来ました。巨大で肉厚のロースかつは大きなどんぶりに乗り切れません。乗り切れないので端っこはカットして隅っこに・・・。厚さも3㎝近くあります。それでいて柔らかくてジューシー。

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分かりますか  ソースかつ丼(950円)なんですよ。

東京でソースかつ丼を食べさせる店はそれほど多くないかも知れません。しかし日本最初のかつ丼は早稲田で生まれたソースかつ丼です。福井出身の高畠増太郎がドイツでウスターソースを勉強して帰国した1913年に東京の料理発表会で披露。同年〝ヨーロッパ軒〟を開業。関東大震災を契機にヨーロッパ軒は福井に移転し現在に至っています。大震災がなかったら東京名物のかつ丼はソースかつ丼になっていたかも・・・。
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 分厚いとんかつの下は大量のキャベツ。そしてキャベツの下に海苔が敷かれてその下にご飯。この海苔がアクセントになって美味しさを増します。

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しじみの味噌汁と香の物も嬉しい箸休め。次回はソースヒレかつ丼にしよう。とんかつは目黒にかぎる。

金子半之助の天丼/日本橋(どんぶりスコア18/20★★★★)

 天丼の〝金子半之助〟が日本橋の三越前にオープンしてから7年経ちました。あの開店当時の衝撃を今でも忘れません。

2010年11月15日。当時、日本橋の会社に勤めてました。日比谷線小伝馬町駅の出口で出勤時にチラシを貰いました。15日、16日の両日、880円の天丼(現在950円)が無料。そんな開店記念なんて聞いたことがありません。案の定、行列の長さは夜まで何百メートルにも達していました。この店の知名度が一気に広がったことは間違いありません。
 今日は、開店時刻の11時に到着。既に40名が並んでおり入店したのは45分後。
あれから都内は勿論、国内、国外に支店も多く出来たし、日本橋本店は平日は1時間待ちを覚悟すれば何とかなりそうです。
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 店名の〝金子半之助〟、オーナーの金子真也さんの御祖父さんのお名前。天ぷら職人として高名な方だったようで・・・。その御祖父さんの秘伝のタレがこの天丼の旨さの根源。レシピは御祖父さんから頂いた閻魔帳だそうです。当時、真也さんに直接教えて頂いた情報です。

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 黒豆茶とお茶請けに生姜の酢漬けとガリゴボウの2種。クセになる旨さです。

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 天丼(950円)に豆腐の味噌汁(120円)をオーダー。胡麻油の良い香りが鼻腔をくすぐります。揚げ油は胸焼けしないようにサラダ油と胡麻油のブレンドです。
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天ぷらの種は江戸前と称するには欠かせない穴子の一本揚げ、車海老2匹、イカはサイコロ状にカットしてます。シシトウ、海苔、そして温泉玉子。7年前にはこれに白身魚があったんだけど…。(笑)

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上から見ても豪華。

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後ろ姿も美しい。いやこっちが正面かも・・・。

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とろとろの温泉玉子の天ぷら。黄身があふれ出します。

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白身魚が1品なくなったとは言え、7年間で値上げを70円(味噌汁は20円値上げ)に抑えたのは立派。天丼としても美味しさと豪華さを維持しています。

これからも多くのお客さまを惹きつけ続けることでしょう。

とんたんの豚丼/戸越銀座(どんぶりスコア17/20★★★★)

開墾のはじめは豚と一つ鍋  依田勉三

 北海道を代表する菓子メーカーの〝六花亭〟。〝マルセイバターサンド〟を一度は口にしたことがあると思います。この六花亭の本社は北海道帯広。我が国養豚事業発祥の地です。今の繁栄の陰の厳しい開墾を偲んで六花亭から〝ひとつ鍋〟という最中が発売されています。
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 明治16年に始まった晩成社による開墾事業は、民間主導。それまでの屯田兵による官主導と大きく違うものでした。依田勉三の養豚事業は失敗しますが彼の開墾がなかったら帯広が養豚のメッカにはならなかったでしょう。
 帯広名物の〝豚丼〟。豚丼の存在が全国に知れ渡ったのは2003年に起こった米国BSE問題。牛肉不足で一斉に牛丼が店頭から消えました。牛肉の代替品として豚肉に注目が集まりました。それは同時に豚丼の間違った印象を与えるきっかけになりました。
 その帯広の元祖豚丼にとても近い味を再現していると言われているのが品川の戸越銀座〝とんたん〟
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 東急池上線・戸越銀座駅を降りて国道1号線を渡り、西に向かって7分。戸越銀座商店街は山の手の下町として人気の商店街です。その商店街のほぼ中程にあります。
 看板の〝昭和八年誕生〟は帯広市の大衆食堂〝ばんちょう〟の創業者〝阿部秀司〟が豚丼を考案した年です。このお店の開店は2009年12月1日ですが・・・。
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どんぶりの蓋からはみ出した豚丼が来ました。
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オーダーしたのは松(肉300g)の980円。それに大盛りキャベツと味噌汁と漬物のセット300円。序に生ビール300円も頼んじゃいました。(笑)
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さすが下町価格。生中300円は安いですねー。
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 肉は肩ロースとバラ肉から選べます。両方の半々もOK。ワタシのチョイスは赤身の多い肩ロースです。
肉300gが松の980円。200gが竹の680円。100gが梅の500円です。
 甘辛の肩ロース肉はとても柔らかでジューシー。片手にジョッキ。口いっぱいに頬張りながらビールで流し込みます。うっ、旨いねえ~。
 松・竹・梅で一般的には松が一番高いですからこの順番が普通です。因みに元祖店のばんちょうも価格によって松・竹・梅ですが、ばんちようは梅が一番高い。理由は店主のおばあちゃんがウメさんだからそうです。
 肩ロースがどんぶりから溢れそうです。
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一枚の肉も厚くて大きい。
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 ご飯は値段に関係なく200g。もっと食べたければ100g100円で追加可能。ヘルシーですね。
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 今まで牛丼屋で食べた豚丼と違ってここの炭火焼・肉厚の豚肉はとても美味しいです。
豚丼は牛丼の代替品ではありません。豚丼としての美味しさは正しく伝えられるべきです。
 依田勉三が北海道の大地に夢見た養豚事業。彼は英学塾でスコットランドの宣教師・医師のワデル、慶應義塾で福澤諭吉から学び、意気揚々と帯広に入植。当時の帯広は和人は1戸、アイヌが10戸だったそうです。ひとつの鍋で自分たちと豚の食事を一緒に作り大事に豚を育てました。でも折角豚を育てても当時は豚を食べる文化があまり発達していないこと。豚を札幌まで輸送することが大変だったことで夢は散りました。依田は時代より少し早く生まれてしまったのです。大正14年に亡くなった依田。昭和になって帯広の養豚事業は飛躍的に発展します。今の帯広を依田が見たら、自分が間違っていなかったことを知った筈です。

つじ半の海鮮丼と鯛だし茶漬け/(どんぶりスコア19/20★★★★ )

   東京駅北口を出て真正面の〝八重洲北口通り〟を徒歩5分。銀座線・日本橋駅からだと徒歩2分。海鮮丼〝つじ半〟。只今、大ブレーク中。

 11時開店の15分前のに着きましたが既に30人超の行列。店内に入ったのは70分後。この行列は途切れることがありません。
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〝つじ半〟の名前。ラーメンの〝めん徳二代目つじ田〟の〝つじ〟と三越前の天丼〝金子半之助〟の〝半〟の二つをくっつけた名前。二つの大人気店のコラボです。

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涼しい店内に招じ入れられました。海鮮丼が出て来るまでお茶と漬物を頂きます。

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ゴマダレの刺身が出て来ました。数えると4切れ。今日の刺身は〝ワラサ〟。鯛が出て来ることもあるらしい。

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ご飯の上にうず高く盛りつけられた海鮮の具。蟹や貝、刺身がミンチされイクラも少し。海鮮タワーです。

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真上から見るとこんな感じ。

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ぜいたく丼のメニューは3つ。
ワタシが選んだのは990円の梅。
竹になるとイクラがたっぷり。季節によって蟹とかの高級素材が沢山入るようです。
でも殆どのお客さまのオーダーは990円の梅。お店も一番チカラを入れてるメニューです。
見栄を張らず堂々とご注文ください。

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〝黄身醤油〟に山葵(ワサビ)を溶かして掛け回します。黄身醤油は醤油に卵の黄身を加えたモノ。刺身との相性が抜群です。

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具(ぐ)っと我慢のゴマダレワラサ。
先に空っぽになったどんぶりに鯛出汁を入れて頂きます。
ご飯の量は、最初のご飯の半分と注文しました。こころもちダイエット。←なってない。(笑)
空っぽにして渡す人もそう多くありません。
〝ワラサの鯛だし茶漬け〟。完成です

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美味しくて、美味しくて。1.5人前完食。

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価値ある990円でした。

次回は鯛茶漬けで食べた~いです。ワラサも美味しかったですよ。(笑)
8月中旬から神楽坂店もオープンしました。

瑞兆のかつ丼/渋谷宇田川町(どんぶりスコア17/20★★★★)

NHK放送センターの近くにある奥渋・宇田川町のかつどん屋〝瑞兆〟
メニューはかつ丼(1000円)とビール(500円)のみ。潔い店です。そしてここのかつ丼は今まで見たことがありません。

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お分かりですか
とんかつが溶き玉子の敷物の上に乗っかってます。玉子でとじていないのです。
揚げたてのとんかつはあくまでもサクサク。
かつ丼の甘い濃厚なソースが掛けられていますが揚げたてのかつの食感はそのまま維持されています。

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玉子とじたかつ丼は見た目美味しそうなのですが玉ねぎ、溶き玉子で煮かつになっていることが多く、とんかつのサクサク感がなくなっているのを惜しいと思うことがあります。
かつも比較的薄いスライス。サクサク感が一層増します。

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瑞兆のかつ丼は玉ねぎなしなので玉子かけご飯+とんかつのイメージ。シンプルで端正。洗練されたかつ丼です。
このかつ丼に添えられるのは味噌汁ではなくお吸い物。このかつ丼を作る店主の美意識を強く感じます。

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瑞兆(ずいちょう)は、良い事が起こる前兆の意。
勝負に行く前にここで食べるといいかも知れません。

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