阿佐ヶ谷駅東口を降りて中央線沿いに一番街を高円寺方向に220mほど進むと本格ハワイ料理の名店〝YO-HO’s cafe Lanai〟があります。〝孤独のグルメ〟で日本には珍しい〝オックス テール スープ〟が紹介されて話題になったお店です。
店主の堀川陽造さんと奥様の瞳さんが2013年5月に開業しました。陽造さんは長年外食産業で内外の店舗造りの仕事に携わって来られました。仕事の関係からハワイに行くことも多く、定年後はハワイ料理専門店を造りたいと思い続けてられました。
店名の〝YO-HO〟には二つの意味があります。一つはご主人の名前Yozou Horiiを短縮したもの。もう一つは、海賊が錨を巻き上げる時の掛け声〝yo-heave-ho〟の短縮形〝yo-ho〟です。意味は〝よいこらしょ〟。瞳さんはご主人の口癖だと言います。(笑)
今回の訪問目的は〝ロコモコ丼〟。お店では〝ロコモコプレート〟と呼んでいます。これは、ハワイ島生まれのソウルフードです。恐らくどこかで召し上がったことがあるかも・・・。でも、今まで召し上がったロコモコはホントのロコモコでしたか?
ご飯の上にハンバーグ。そして目玉焼き。ここがポイントですがグレイービーソースがたっぷりと掛かっています。
皆さんが今まで召し上がったロコモコのソースはデミグラスソースではなかったでしょうか

デミグラスはフランス料理のソース。ハワイではグレイビーソースを使うのが基本です。しかし、グレイビーソースに比べて味の濃いデミグラスソースの方が日本では圧倒的に好まれるのです。
このロコモコを最初に作ったのは日系二世のリチャード、ナンシー井上夫妻。太平洋戦争が終わった1949年にハワイ島のコナに若い二人は〝リンカーングリル〟というレストランを開きました。近くにリンカーン公園があったことに因んだ名前です。
ある日、お腹を空かせた高校生がナンシーに向かって
35セントしかもってないけど何か食べさせて・・・。
そこでナンシーはラーメン鉢にご飯をよそい、ハンバーグと目玉焼きを乗せ、上から夫のリチャードが作った牛肉のグレイビーソースを掛けました。ロコモコ丼が誕生した瞬間です。
このハンバーグ・タマゴ・ライス料理は忽ち高校生の人気メニューになりました。名前も高校生によって名づけられ、ロコモコはやがて全米に広がっていったのです。
YO-HO’s cafe Lanaiは本格ハワイ料理の店。ハワイの観光地にはないハワイのローカルフードがここにあります。ハワイには多くの日系人がいます。彼らがハワイで受け継いだ伝統の隠し味は〝カツオ出汁〟。だからホンモノのハワイ料理は日本人が大好きな味になっています。